☆三等星☆

~小ネタと妄想と切ない気持ち~


ごゆるりとしていってください。

slander

2007年01月25日 00時04分08秒 | 優しい時・切ない時
悲しみに震える時、

同じリズムで震える君が

僕の居場所になる。

悲しみに震える時、

同じリズムで震える僕が

君の居場所になる。

だけど、

僕らは暗闇の中で暖めあうために

手を握っているわけじゃない。

僕らは一緒に太陽の下に出て行くために

手を取り合ったんだ。


僕らを暗闇が包む時、

それを払えるのは

君の手を引くこの手だけだ。

 

東京タワー

2007年01月22日 22時03分30秒 | 小ネタ
今夜も、うちの窓からは、きれいに光る東京タワーが見えています。

そんな夜景を見ながら、自分の日常生活を振り返ります。


12時起床、テレビをつけると「笑っていいとも」。

「こんなダメ人間でもいいともー!」と元気に一日が始まる。

が、何をするでもなく、その後ゴロゴロ。

妙に石原真理子の交際関係に詳しくなる。

夕方が近づき、ちょっと焦る。

そこで、活動開始。

衣類を洗濯機に投入。

勢いあまって腕時計まで放り込んで、凹む。

18時、近所のスーパーへ買出し。

歴戦の主婦に混ざって、肉・魚・野菜を品定め。

が、主婦の剣幕に負けて、お買い得品コーナーには近寄れず。

帰って、お湯が少ないことに気づき、ヤカンを火にかける。

ここから戦闘モードに突入。

今夜のメニューを鍋に決定。

とりあえず目に付いたものを手当たり次第に鍋に放り込む。

冷蔵庫に中途半端に残っていたチーズも入れちゃおうかと迷う。

勢いあまって腕時計も入れちゃおうか迷いそうになる。

煮えるのを待っている間に、掃除。

布団に入念に掃除機をかける。

こうして、洗濯物は洗われ、部屋はきれいになり、

鍋が煮えて、腕時計も乾き、

ボクの一日が無事に終わるのだ。



さて、本題。

こんなボクの日常をドラマ化してくれるテレビ局はないでしょうか。



タイトル:

東京タワー ヤカンとナベと、時々フトン

主演:

速水もこみち



初詣スペシャル(5)

2007年01月18日 23時18分31秒 | 時事ネタ
初詣の話の完結編です。


さて、円覚寺を出て、

ここから再び山道で家まで帰らなくてはなりません。

山道に入るとすでに林の中は薄暗く、

無事に帰れるのか不安が頭をよぎります。

歩を進めるごとに確実に暗くなっていく山道。

あっという間に辺りは真っ暗になってしまいました。

月明かりを頼ろうとも、この日はあいにくの曇り。

江戸時代の旅人の労苦が偲ばれます。

仕方なく、携帯の微かな明かりで足元を照らして歩きます。

そんな俺の不安をあおるように、突如現れる広大な墓地。

ネタですか?これってネタですか?日記のネタですか?

凹みつつ、それでも若干喜んでしまう俺。

きっと何かの病気です。


こうして真っ暗な山道を歩くこと2時間弱。

携帯のバッテリーが昇天したところで、

やっと下界に辿り着きました。

大声で言わせてください。


文明だ ワ~イ!

初詣スペシャル(4)

2007年01月18日 23時14分59秒 | 時事ネタ
初詣の午後の話の続きです。


さて、浄智寺まで回って、日がかなり傾いてきました。

縁切寺として名高い東慶寺はパスして、

五山第2位の円覚寺に向かいました。

北条時宗が元寇の犠牲者を弔うために建立し、

自身が眠る地ともなった、鎌倉を代表する名刹です。


白鷺池を渡り、立派な総門をくぐります。

続いて迎えてくれるのが、これまた立派な山門。

ただし、ここの山門の装飾は比較的シンプルで、

透かし彫りなどの凝った装飾がされていた建長寺の方が

繊細な美しさを感じました。

しかし、そうは言っても、おのずと荘厳な気持ちになります。

ところが。

荘厳な気持ちになったのもつかの間、

道端に咲くさざんかを見たとたん、

頭の中で「さざんか さざんか さいたみち~♪」

という童謡が回りだします。

その上、もっと悪いことに、

その歌はすぐにしょーもない変え歌になり、

「さざんか さざんか さいたまけん~♪」となって

エンドレスで流れ始めます。

この前人に貸してもらった

「ユダヤ人大富豪の教え」という本には、

「頭の中で考えていることが実現し、

自分が思っているような人物になる」と書いてありました。

だとすると、自分は一体どうなってしまうんだろうか…。

自らの行く末に一抹の不安を覚えながら、

境内を奥へと進んでいきます。


このお寺の見所は、国宝となっている舎利殿。

シャリとは、仏様の遺骨のことです。

ちなみに、酢飯のシャリの語源は、

同じサンスクリット語由来であるものの、別語源だそうです。

このお寺には、源実朝が中国から個人輸入した舎利が

安置されているのです。

美しい茅葺屋根が印象的でした。


さらに足を延ばして、

円覚寺の最も奥に位置する黄梅院に入ります。

訪れる人も少ない小さな門をくぐると、

そこはまるで天上の世界のよう。

狭いながらもよく手入れされた植え込みが並び、

梅の古木はほのかに苔むしています。

周りを囲む林もあいまって、

黄梅院全体に侘び寂びの雰囲気が満ちています。

紅葉や梅の季節には、さらに美しいことでしょう。

しかし、冬の庭も枯れた美しさを湛えていて

とても魅力的でした。


さて、ここからは総門の方へ戻って行きます。

行きに見なかった方丈、仏殿を見学します。

仏殿の天井には大きな龍の絵が描かれていました。

かなりの迫力でしたが、

同時に、どことなく可愛らしさも感じました。

ここで時間切れ。

駆け足で通用門を出ます。

(たぶん続く)

初詣スペシャル(3)

2007年01月16日 02時44分58秒 | 時事ネタ
さて、初詣のお話の続き。

今回は午後のことです。


将元で暖まった後は、

鎌倉五山第3位の寿福寺へ。

線路の脇にあるお寺です。

ところが、山門をくぐったとたん、別世界のような景色に。

山門とは三解脱門の略称が転じたもので、

悟りの世界に入る入口を意味するそうですが、

ここがまさにそう。

並ぶ檜と石畳が、参拝者を静かに聖域へと導いていました。

参道を進んでいくと、

不意に柔らかな光が差す仏殿に出ました。

このお寺が立つ地には、

元々源義朝(頼朝の父)の館があったそうなのですが、

とても武家の頭領が住んでいたとは思えない

穏やかな空気が流れる場所でした。

ちなみに、ここの墓地には、三代将軍源実朝・北条政子、

さらには陸奥宗光や高浜虚子などが眠っているそうです。

この時は気づかずに素通りしてしまいました。


さて、次の浄光妙寺を目指します。

住宅街をズンズン進んでいきます。

さすがは中高年に人気の鎌倉、

並んでいるのは大邸宅ばかりです。

その中でも一際目を引く豪邸の表札には、

山田さん(仮名)という名が。

「なんだよ、平凡じゃん♪」と、妙に勝った気になる小者。

車庫を見ると、

停まっているのはアル○ァロメオ。

「平凡な名前のくせに、高級外車とは生意気だ」

という謎のインネン(というか負け惜しみ)を呟く小者。

ところが、次の瞬間、門に監視カメラを発見。

なんとなくバレた気がして、小者は退散。


さて、目的地の浄光妙寺。

入ったものの社務所も閉まっていて、

印象に残っているのは、

中庭の木にエナガ(小鳥)の群れがいたことくらい。

早々と撤収です。


道すがら岩船地蔵に一礼して、

次の目的地である薬王寺に行きます。

このお寺は、大きな日蓮の像があることで有名だそうですが、

やはり自分としてはあまり印象に残らず。

そろそろ疲れてきたのかなぁ。


ここからは北鎌倉まで、亀ヶ谷坂切通しを通っていきます。

切通しというのは、山を削って通した道のことで、

山に囲まれた鎌倉には、何本もの切通しがあります。

この切通しは坂が急で、

亀が引き返したという逸話があるそうです。

季節が季節なら両側の木立が美しいことだろうと思います。

崖に彫られたお地蔵さんが、往時の面影を残していました。


北鎌倉に出ると、鎌倉五山第4位の浄智寺へ。

最盛期には広大な境内にいくつもの建物が並んでいたそうですが、

鎌倉の寺社の共通の運命として、

鎌倉幕府滅亡後は強い後ろ盾を失い衰退していったようです。

今では、美しい参道こそ残されているものの、

小規模なお寺となっていました。

しかし、境内のそこかしこには

ロウバイが名前の通り蝋細工のような半透明な花をつけ、

甘い香りを漂わせていました。

これだけは1000年近くの時を経ても変わらないのでしょう。

初詣スペシャル(2)

2007年01月13日 01時09分53秒 | 時事ネタ
円応寺は、民家程度の小さなお寺ですが、

ある特徴を持っているのです。

それは、閻魔様などたくさんの冥界の王の像があること。

さっそく中を覗いてみましょう。

いました!

右も左も恐しい顔をした仏像。

聞くところによると、仏教の世界では、

人が死ぬと10人の冥界の王による面接があると考えているそうです。

死後49日は、1週間に1人ずつ7人。

それに、閻魔様と1周忌・3回忌担当の2人を加えた10人。


この説明がなかなか面白いのです。

人が死んですぐに出会う2人の王は、

ざっくりと生前の悪事を調べます。

そして、三途の川を渡るポイントを決めます。

三途の川を渡るポイントは3ヶ所あり、

1つは橋、1つは浅瀬、もう1つは河口です。

生前に善行を積んだ人は、ぬれずに橋を渡ります。

悪しき行いを重ねた人は河口を泳いで渡ります。

その他大勢は浅瀬をジャブジャブ渡るのです。

そして、渡ったところで、脱衣婆(だつえば)という鬼女に

衣服を剥がれます。

その衣服が木の枝に掛けられ、枝が垂れ下がるほど

悪い評価が与えられるのだそうです。

川で濡れたほど服が重くなりますよね。

つまり、濡れて渡ってくるほど、悪いやつだと判断されるのです。


もう1つトリビア。

死者の服を左前や裏表で着せるのは、

脱衣婆に服を取られないようにするためのまじないなんだそうです。


でも、脱衣婆の存在に疑問もでてきますよね。

そこで一句。

■脱衣婆は 見方を変えれば セクハラです■


ちなみに、江頭2:50の場合は、そもそも着ている服が少ない分、

水で濡れてもあまり重くならず、得をすると思います。

皆さん、三途の川に向かう際は、

できるだけ半裸で行きましょう。


三途の川を渡る際の濡れ具合で判断するという仕組みは

面白いですよね。

生前に悪いことをしても、あまり濡れずに川を渡れば勝ちです。

逆に良いことをしていても、川で転んで服が濡れたらアウトです。

再チャレンジの機会があるんですね。

ただ、少々疑問もあります。

死後、三途の川の河口を泳いで渡る亡者のことです。

服が濡れても、がんばって泳ぐ人たちです。

でも、俺みたいにカナヅチな場合は、

泳ぎきる前に溺れそうなんですが。

その上、俺が命がけで向かう先で待っているのは、

どうしようもないセクハラ婆さんです。

なんか、ものすごく浮かばれない気がしてきました。

冥界にもスイミングスクールを設置してもらいたいです。

その上で、「この講習を受けて溺れたら、授業料は全額返還!」

とかのサービスをしてほしいです。

不安が尽きません。


さて、本題に戻り、円応寺の紹介の続きです。

ここの見物は、やはり閻魔様。

名仏師運慶の作と言われているそうです。

そのわりにはハリボテ風の雰囲気だったんですが(汗)

閻魔様にもストーリーがあります。

天界、人界、地獄などのうち、

亡者がどこの世界に生まれ変わるかを決めるのが閻魔様です。

当然、悪者は地獄行きとなるのですが、

亡者を地獄に送ると、

閻魔様は溶けた銅を飲むという苦しみを

味わわなくてはならないそうなのです。

だから、閻魔様は、誰も地獄には送りたくないと思いつつ、

しかし、悪い人を見ると、正義感から見過ごすことができず、

厳しい判断をするんだそうです。

そんな閻魔様に一句。

■もうちょっと 楽な生き方 探そうよ■


さて、閻魔様の人生を心配しつつ、円応寺を後にします。

時刻も13時を回り、おなかが減ってしかたがありません。

次に目指すは、小町通の定食屋「将元」です。

高価な食材を使っているわけではありませんが、

手の込んだおいしい和食を味わえます。

備前焼の器も料理を引き立てます。

さすがは人気店、ピークを過ぎても客はいっぱい。

でも、寒空の下で並んだ甲斐がありました。

お出汁のしみた大根が、冷えた体を暖めてくれました。


こうして英気を養って、午後の部に出発です。

(たぶん続く)

初詣スペシャル(1)

2007年01月13日 01時07分32秒 | 時事ネタ
先日、鎌倉で初詣をしてきました。

1日で6箇所を巡るという強行軍。

その様子を報告したいと思います。


まずは自宅の裏手の山から、

ハイキングコースをたどって鎌倉を目指します。

暖冬のおかげで気持ちのよい山道。

1時間半ほどで鎌倉五山第一位の・建長寺(けんちょうじ)に到着。

ハイキングコースが建長寺の裏山につながっているのです。


建長寺の境内の最高部には小さな展望台があり、

木立の間から鎌倉を眼下に眺めることができます。

小さな階段を下りていくと、

建長寺の最も奥にある半僧坊に到着。

ここでは大量の「像」と出会えます。

それは、山の斜面を埋め尽くす大量のカラス天狗

くちばしに翼というその姿は、

猛々しいというよりはかわいらしい。

そんな隠れた名スポットを過ぎて降りていくと、

右にも左にもたくさんの石碑が並ぶ道に出ます。

その石碑、いつ立てられたかも書いてありません。

ただ「金○○圓を寄付した」とだけ書いてあるのです。

ははーん、わかったぞ。

「ボクってこんなに寄付して偉いでしょ♪」

っていうアピールだな (^-^;)

せっかく寄付したんだから精一杯神様にアピってんだろ。

わかるぜ、その気持ち!

ただし。

問題はその金額。

ばらつきがあるものの、どれも

10円から500円。

・・・

おもむろに一句。

■俺だって 石碑を立てて いいですか?■

(注:これらの石碑はたぶん金銭の価値が高かった戦前に作られたもの)


そんな妄想をしつつズンズン進んでいくと、開けた場所に。

さすがは1253年開山の名刹。

広い境内に大きな建物がいくつも並んでいます。

ここでは、仏殿の天井に描かれた龍の図や

方丈の庭など、いくつも見所があるのですが、

どれも、特にオチのないメジャースポット。

ここでは割愛します。

建長寺に別れを告げて、

近くの円応寺(えんのうじ)に向かいましょう。

(たぶん続く)

HAVE A NICE YEAR!

2007年01月01日 16時26分56秒 | 小ネタ
皆さん、元日をいかがお過ごしでしょうか。

ロースクール生の皆さん、

くれぐれも年初から勉強とかしないでください。

自分は、家族と出かけていました。

まず自転車で駅まで向かうのですが、

出かける直前、階下から母の声。


  「本当は飛べるんだよ!」


!?

母さん!!!

なんとカッコいい励まし!

人には誰にでも見えない翼がついていて、

それを広げれば空を飛ぶことだってできるんです!

そうか!母さん、ありがとう!

と軽く感動したものの、

残念ながら聞き間違えで、

「今日は(駅前の駐輪場に自転車を)停めるんだよ」

と言っていたようです。


そんなこんなで夢のない年初を迎えているたっきーですが、

今年もどうぞこのブログをよろしくお願いします。