☆三等星☆

~小ネタと妄想と切ない気持ち~


ごゆるりとしていってください。

ドクター・中松の都知事選

2007年03月29日 00時44分17秒 | 時事ネタ
統一地方選挙が近づいてきました。

中でも一番の注目は、東京都知事選挙です。

三選を目指す石原慎太郎氏に、

浅野史郎氏、吉田万三氏、黒川紀章氏らが挑む構図です。

さて、今、主要な候補者4名を挙げましたが、

マスコミ等では主要候補者を5名とする場合が多いようです。

最後の1人、それは自称フロッピーディスクを発明した男、

ドクター・中松です。


実は、ドクター・中松の都知事選挙には、

個人的に大いに注目しているのです。

今日はそのいきさつをお話ししましょう。


あれはちょうど4年前のこの季節でした。

その年も統一地方選挙が行われていたのです。

当然、本命は石原慎太郎氏。

既に選挙の行方は分かりきっている、

誰もがそう思っていたところに

彗星のごとく登場したのが、

ドクター・中松氏でした。

フロッピーを発明した天才、ドクター・中松なら、

その頭脳で都政を変えてくれるかもしれません。

ただ、フロッピーの発明というのは、正確には、

フロッピーに使われている技術の1つを発明しただけのようです。

・・・ウソついてるんじゃねー?

なんかアヤしさが漂います。

ちなみに、都知事選でのドクターのキャッチコピーは

「都政を改革する発明をした!」です。

ところが、都政を改革する発明の内容は「秘密」だそうです。

アヤしさ大爆発です。

完全にネタです。

面白すぎです。


そんな選挙運動期間中の昼下がり。

本郷三丁目駅近くで友達とランチをしたオレは、

大学に戻るために本郷通りを歩いていました。

同じようにランチを終えた人たちで、

道はかなり混雑しています。

そこに、選挙カーの大きな声が、

後ろから近づいてきました。

「ドクター・中松!ドクター・中松!」

とはいえ、オレと友達はおしゃべりに夢中です。


ところが、次の瞬間、

オレらの横で、選挙カーが停まったのです。

ガバッとドアが開いて、

飛び出してくるウグイス嬢。

彼女の視線の先にいるのは、オレ。

彼女は、小走りに走ってくるや、

オレの目の前に立ち、ビラを差し出します


そして、一言、
「ドクターがあなたに渡すようにと!」


・・・?????


この面白すぎる状況が飲み込めないオレ。

横を振り向くと、選挙カーの助手席から

身を乗り出して、

オレに向かって満面の笑みで手を振るドクター・中松。


彼の狙いはオレです。

間違いなくオレです。

他の通行人には目もくれず、

ていうか、他の1千万人以上の都民には目もくれず、

ピンポイントでオレです。


・・・なんで???


しばし理由を考える。

が、わかるわけもない。


完全に凍りつくオレを残して、

選挙カーは去っていったのでした。

名残惜しそうにオレに手を振るドクターを乗せて。



というわけで、オレは、ドクター・中松のことを、

秘かに応援しているんです。

なんといっても、彼はオレに賭けてくれたわけですから。


ただ、まぁ、ドクター・中松がいかに天才だとしても、

ミスをすることはあるわけです。

で、それが時に致命的だったりもするわけです。


ドクター、オレに賭けてくれたのはありがたいんですが、

これは東京都知事選挙。

神奈川県民のオレには
選挙権がないんですよ



残念!

がんばれ、ドクター・中松。

初詣スペシャル(5)

2007年01月18日 23時18分31秒 | 時事ネタ
初詣の話の完結編です。


さて、円覚寺を出て、

ここから再び山道で家まで帰らなくてはなりません。

山道に入るとすでに林の中は薄暗く、

無事に帰れるのか不安が頭をよぎります。

歩を進めるごとに確実に暗くなっていく山道。

あっという間に辺りは真っ暗になってしまいました。

月明かりを頼ろうとも、この日はあいにくの曇り。

江戸時代の旅人の労苦が偲ばれます。

仕方なく、携帯の微かな明かりで足元を照らして歩きます。

そんな俺の不安をあおるように、突如現れる広大な墓地。

ネタですか?これってネタですか?日記のネタですか?

凹みつつ、それでも若干喜んでしまう俺。

きっと何かの病気です。


こうして真っ暗な山道を歩くこと2時間弱。

携帯のバッテリーが昇天したところで、

やっと下界に辿り着きました。

大声で言わせてください。


文明だ ワ~イ!

初詣スペシャル(4)

2007年01月18日 23時14分59秒 | 時事ネタ
初詣の午後の話の続きです。


さて、浄智寺まで回って、日がかなり傾いてきました。

縁切寺として名高い東慶寺はパスして、

五山第2位の円覚寺に向かいました。

北条時宗が元寇の犠牲者を弔うために建立し、

自身が眠る地ともなった、鎌倉を代表する名刹です。


白鷺池を渡り、立派な総門をくぐります。

続いて迎えてくれるのが、これまた立派な山門。

ただし、ここの山門の装飾は比較的シンプルで、

透かし彫りなどの凝った装飾がされていた建長寺の方が

繊細な美しさを感じました。

しかし、そうは言っても、おのずと荘厳な気持ちになります。

ところが。

荘厳な気持ちになったのもつかの間、

道端に咲くさざんかを見たとたん、

頭の中で「さざんか さざんか さいたみち~♪」

という童謡が回りだします。

その上、もっと悪いことに、

その歌はすぐにしょーもない変え歌になり、

「さざんか さざんか さいたまけん~♪」となって

エンドレスで流れ始めます。

この前人に貸してもらった

「ユダヤ人大富豪の教え」という本には、

「頭の中で考えていることが実現し、

自分が思っているような人物になる」と書いてありました。

だとすると、自分は一体どうなってしまうんだろうか…。

自らの行く末に一抹の不安を覚えながら、

境内を奥へと進んでいきます。


このお寺の見所は、国宝となっている舎利殿。

シャリとは、仏様の遺骨のことです。

ちなみに、酢飯のシャリの語源は、

同じサンスクリット語由来であるものの、別語源だそうです。

このお寺には、源実朝が中国から個人輸入した舎利が

安置されているのです。

美しい茅葺屋根が印象的でした。


さらに足を延ばして、

円覚寺の最も奥に位置する黄梅院に入ります。

訪れる人も少ない小さな門をくぐると、

そこはまるで天上の世界のよう。

狭いながらもよく手入れされた植え込みが並び、

梅の古木はほのかに苔むしています。

周りを囲む林もあいまって、

黄梅院全体に侘び寂びの雰囲気が満ちています。

紅葉や梅の季節には、さらに美しいことでしょう。

しかし、冬の庭も枯れた美しさを湛えていて

とても魅力的でした。


さて、ここからは総門の方へ戻って行きます。

行きに見なかった方丈、仏殿を見学します。

仏殿の天井には大きな龍の絵が描かれていました。

かなりの迫力でしたが、

同時に、どことなく可愛らしさも感じました。

ここで時間切れ。

駆け足で通用門を出ます。

(たぶん続く)

初詣スペシャル(3)

2007年01月16日 02時44分58秒 | 時事ネタ
さて、初詣のお話の続き。

今回は午後のことです。


将元で暖まった後は、

鎌倉五山第3位の寿福寺へ。

線路の脇にあるお寺です。

ところが、山門をくぐったとたん、別世界のような景色に。

山門とは三解脱門の略称が転じたもので、

悟りの世界に入る入口を意味するそうですが、

ここがまさにそう。

並ぶ檜と石畳が、参拝者を静かに聖域へと導いていました。

参道を進んでいくと、

不意に柔らかな光が差す仏殿に出ました。

このお寺が立つ地には、

元々源義朝(頼朝の父)の館があったそうなのですが、

とても武家の頭領が住んでいたとは思えない

穏やかな空気が流れる場所でした。

ちなみに、ここの墓地には、三代将軍源実朝・北条政子、

さらには陸奥宗光や高浜虚子などが眠っているそうです。

この時は気づかずに素通りしてしまいました。


さて、次の浄光妙寺を目指します。

住宅街をズンズン進んでいきます。

さすがは中高年に人気の鎌倉、

並んでいるのは大邸宅ばかりです。

その中でも一際目を引く豪邸の表札には、

山田さん(仮名)という名が。

「なんだよ、平凡じゃん♪」と、妙に勝った気になる小者。

車庫を見ると、

停まっているのはアル○ァロメオ。

「平凡な名前のくせに、高級外車とは生意気だ」

という謎のインネン(というか負け惜しみ)を呟く小者。

ところが、次の瞬間、門に監視カメラを発見。

なんとなくバレた気がして、小者は退散。


さて、目的地の浄光妙寺。

入ったものの社務所も閉まっていて、

印象に残っているのは、

中庭の木にエナガ(小鳥)の群れがいたことくらい。

早々と撤収です。


道すがら岩船地蔵に一礼して、

次の目的地である薬王寺に行きます。

このお寺は、大きな日蓮の像があることで有名だそうですが、

やはり自分としてはあまり印象に残らず。

そろそろ疲れてきたのかなぁ。


ここからは北鎌倉まで、亀ヶ谷坂切通しを通っていきます。

切通しというのは、山を削って通した道のことで、

山に囲まれた鎌倉には、何本もの切通しがあります。

この切通しは坂が急で、

亀が引き返したという逸話があるそうです。

季節が季節なら両側の木立が美しいことだろうと思います。

崖に彫られたお地蔵さんが、往時の面影を残していました。


北鎌倉に出ると、鎌倉五山第4位の浄智寺へ。

最盛期には広大な境内にいくつもの建物が並んでいたそうですが、

鎌倉の寺社の共通の運命として、

鎌倉幕府滅亡後は強い後ろ盾を失い衰退していったようです。

今では、美しい参道こそ残されているものの、

小規模なお寺となっていました。

しかし、境内のそこかしこには

ロウバイが名前の通り蝋細工のような半透明な花をつけ、

甘い香りを漂わせていました。

これだけは1000年近くの時を経ても変わらないのでしょう。

初詣スペシャル(2)

2007年01月13日 01時09分53秒 | 時事ネタ
円応寺は、民家程度の小さなお寺ですが、

ある特徴を持っているのです。

それは、閻魔様などたくさんの冥界の王の像があること。

さっそく中を覗いてみましょう。

いました!

右も左も恐しい顔をした仏像。

聞くところによると、仏教の世界では、

人が死ぬと10人の冥界の王による面接があると考えているそうです。

死後49日は、1週間に1人ずつ7人。

それに、閻魔様と1周忌・3回忌担当の2人を加えた10人。


この説明がなかなか面白いのです。

人が死んですぐに出会う2人の王は、

ざっくりと生前の悪事を調べます。

そして、三途の川を渡るポイントを決めます。

三途の川を渡るポイントは3ヶ所あり、

1つは橋、1つは浅瀬、もう1つは河口です。

生前に善行を積んだ人は、ぬれずに橋を渡ります。

悪しき行いを重ねた人は河口を泳いで渡ります。

その他大勢は浅瀬をジャブジャブ渡るのです。

そして、渡ったところで、脱衣婆(だつえば)という鬼女に

衣服を剥がれます。

その衣服が木の枝に掛けられ、枝が垂れ下がるほど

悪い評価が与えられるのだそうです。

川で濡れたほど服が重くなりますよね。

つまり、濡れて渡ってくるほど、悪いやつだと判断されるのです。


もう1つトリビア。

死者の服を左前や裏表で着せるのは、

脱衣婆に服を取られないようにするためのまじないなんだそうです。


でも、脱衣婆の存在に疑問もでてきますよね。

そこで一句。

■脱衣婆は 見方を変えれば セクハラです■


ちなみに、江頭2:50の場合は、そもそも着ている服が少ない分、

水で濡れてもあまり重くならず、得をすると思います。

皆さん、三途の川に向かう際は、

できるだけ半裸で行きましょう。


三途の川を渡る際の濡れ具合で判断するという仕組みは

面白いですよね。

生前に悪いことをしても、あまり濡れずに川を渡れば勝ちです。

逆に良いことをしていても、川で転んで服が濡れたらアウトです。

再チャレンジの機会があるんですね。

ただ、少々疑問もあります。

死後、三途の川の河口を泳いで渡る亡者のことです。

服が濡れても、がんばって泳ぐ人たちです。

でも、俺みたいにカナヅチな場合は、

泳ぎきる前に溺れそうなんですが。

その上、俺が命がけで向かう先で待っているのは、

どうしようもないセクハラ婆さんです。

なんか、ものすごく浮かばれない気がしてきました。

冥界にもスイミングスクールを設置してもらいたいです。

その上で、「この講習を受けて溺れたら、授業料は全額返還!」

とかのサービスをしてほしいです。

不安が尽きません。


さて、本題に戻り、円応寺の紹介の続きです。

ここの見物は、やはり閻魔様。

名仏師運慶の作と言われているそうです。

そのわりにはハリボテ風の雰囲気だったんですが(汗)

閻魔様にもストーリーがあります。

天界、人界、地獄などのうち、

亡者がどこの世界に生まれ変わるかを決めるのが閻魔様です。

当然、悪者は地獄行きとなるのですが、

亡者を地獄に送ると、

閻魔様は溶けた銅を飲むという苦しみを

味わわなくてはならないそうなのです。

だから、閻魔様は、誰も地獄には送りたくないと思いつつ、

しかし、悪い人を見ると、正義感から見過ごすことができず、

厳しい判断をするんだそうです。

そんな閻魔様に一句。

■もうちょっと 楽な生き方 探そうよ■


さて、閻魔様の人生を心配しつつ、円応寺を後にします。

時刻も13時を回り、おなかが減ってしかたがありません。

次に目指すは、小町通の定食屋「将元」です。

高価な食材を使っているわけではありませんが、

手の込んだおいしい和食を味わえます。

備前焼の器も料理を引き立てます。

さすがは人気店、ピークを過ぎても客はいっぱい。

でも、寒空の下で並んだ甲斐がありました。

お出汁のしみた大根が、冷えた体を暖めてくれました。


こうして英気を養って、午後の部に出発です。

(たぶん続く)

初詣スペシャル(1)

2007年01月13日 01時07分32秒 | 時事ネタ
先日、鎌倉で初詣をしてきました。

1日で6箇所を巡るという強行軍。

その様子を報告したいと思います。


まずは自宅の裏手の山から、

ハイキングコースをたどって鎌倉を目指します。

暖冬のおかげで気持ちのよい山道。

1時間半ほどで鎌倉五山第一位の・建長寺(けんちょうじ)に到着。

ハイキングコースが建長寺の裏山につながっているのです。


建長寺の境内の最高部には小さな展望台があり、

木立の間から鎌倉を眼下に眺めることができます。

小さな階段を下りていくと、

建長寺の最も奥にある半僧坊に到着。

ここでは大量の「像」と出会えます。

それは、山の斜面を埋め尽くす大量のカラス天狗

くちばしに翼というその姿は、

猛々しいというよりはかわいらしい。

そんな隠れた名スポットを過ぎて降りていくと、

右にも左にもたくさんの石碑が並ぶ道に出ます。

その石碑、いつ立てられたかも書いてありません。

ただ「金○○圓を寄付した」とだけ書いてあるのです。

ははーん、わかったぞ。

「ボクってこんなに寄付して偉いでしょ♪」

っていうアピールだな (^-^;)

せっかく寄付したんだから精一杯神様にアピってんだろ。

わかるぜ、その気持ち!

ただし。

問題はその金額。

ばらつきがあるものの、どれも

10円から500円。

・・・

おもむろに一句。

■俺だって 石碑を立てて いいですか?■

(注:これらの石碑はたぶん金銭の価値が高かった戦前に作られたもの)


そんな妄想をしつつズンズン進んでいくと、開けた場所に。

さすがは1253年開山の名刹。

広い境内に大きな建物がいくつも並んでいます。

ここでは、仏殿の天井に描かれた龍の図や

方丈の庭など、いくつも見所があるのですが、

どれも、特にオチのないメジャースポット。

ここでは割愛します。

建長寺に別れを告げて、

近くの円応寺(えんのうじ)に向かいましょう。

(たぶん続く)

ワールドトレードセンター

2006年10月13日 23時52分42秒 | 時事ネタ
ワールドトレードセンターを見てきました。



あの9.11から早くも5年が経ちました。

このような映画が作られたということは、

やっとアメリカ社会があのテロを直視できるようになったという証です。

ハリウッドがどのような視点から9.11を描くのか

興味を持っていました。

演じるのは名優ニコラス・ケイジ、監督は「プラトーン」のオリバー・ストーン。



結論から言いましょう。

総合評価は、75点

「わりといい映画だった」とは言えるけれど、

人に「見ておくべきだよ」とは言えない感じです。



映画の視点は、テロや政治問題は取り上げず、

テロをいわば天災のように据え、

そこに巻き込まれた人々の心の動きを描くというものでした。



主人公となるのは、

ワールドトレードセンターに救助に向かい、

倒壊したビルの瓦礫に埋もれた2人の警察官、

マクローリンとヒメノ。

生還を信じて助けを待つ彼らと

生還を祈る家族の姿


スクリーンは淡々と映していきます。



瓦礫に埋もれ、じわじわと訪れる死の恐怖と闘う警察官。

彼らの脳裏によぎるのは愛すべき家族。

同じ頃、家族もまた彼らの無事を必死で祈っているのです。

ヒメノの妻は妊娠5ヶ月でした。

先に死ぬと予感したヒメノは、

その子の名前を、妻の提案したオリヴィアにするとつぶやきます。

同じ頃、妻もまた夫の提案した名前にしようと決心するのです。



やがて夜が来て、彼らは死の淵に置かれます。

そんな彼らを発見したのは、

宗教的な情熱から救助に駆けつけた元海兵隊員でした。



そして、映画は人々の連帯を謳い上げ、幕を閉じます。



テロをこのように非常にパーソナルな観点から描いた手法は、

私にとって、好感が持てるものでした。

テロを抽象的な存在として捉えるのではなく、

血の通った人間が関わっている具体的な存在として捉えることに

成功していたからです。

全編を貫く映画のテーマも、

困難な状況に置かれた時にも希望を忘れないこと、

逆境に置かれた人々が見せる支えあいの心


といった温かいものでした。



ただ、このようなテーマを読み取るには

やや描き方が不十分に思えました。

マクローリンとヒメノは人々の救出を始める前に下敷きになってしまうので、

「人助けをしていて巻き込まれた」というよりも

「偶然巻き込まれた」という印象です。

あとはただ救出を待つだけで、単調さがぬぐえません。

また、家族の様子や救出をした人たちの人柄や背景もあまり描かれておらず、

強く共感を呼ぶものではありませんでした。

結局、視点は良かったけれども、

感動作としての完成度が低い
というのが私の評価です。




それと、

やはり、テロを正面から取り上げた映画が見たかったなというのが

大きな感想です。

この映画では、

テロが起きた背景、テロリスト、

それに対するアメリカ社会や政府の反応といったことは、

ほとんど描かれていません。

テロというケガレの場において浮かび上がる

人々のハレの側面を描いた映画として、

この映画は、テロを扱ったものではなく、

パニックを題材にした感動映画だとカテゴライズすべきです。

この点が、テロをどう描くか楽しみにしていた自分にとっては肩透かしでした。



テロの残虐性と同時に

テロを起こさざるをえなかった人の背景まで見てみたかったなというのが

私の希望です。

傷つけられたNYの市民と傷つけられてきたイスラム過激派を

同時に見守る視点こそ、

9.11を克服する世界に必要だと思うのです。

あべひろしっ!

2006年08月20日 16時06分07秒 | 時事ネタ
昨日、ヨメと歩いていたら、

「あっ」

そこにいたのは 阿部寛。

フジテレビ系火曜ドラマ「結婚できない男」の撮影でした。

さすがは元MEN'S NONNOモデル。

阿部寛、デカっ!顔小さっ!


でも、撮影現場って、意外と盛り上がらないものなんですね。

出演者もスタッフもほとんど喋ってなかったです。

パグのケンちゃんだけが

フガフガふんがっ!」って愛嬌を振りまいていました




阿部寛、冴えない男を演じているせいか、

「ドラゴン桜」とは雰囲気が違いますね。

ちょこっと眺めて、帰る途中、

うちのヨメが「ドラゴン桜」の阿部寛のモノマネ。

 「東大に入れば人生が180度変わるんだ!」

と言うはずが、

 「東大に入れば人生が360度変わるんだ!」


…変わりすぎて、元に戻っていますが。

東大でグダグダ人生を送っている男の影響でしょうか。

W杯小噺3(ピーター・クラウチ)

2006年07月08日 17時43分23秒 | 時事ネタ
ワールドカップを見ながら考えたこと。



3.ピーター・クラウチ(イングランドFW)



リバプールの長身フォワード。

なかなか結果を残せなかったが、リバプールで開花。

202cmの長身を生かしたポストプレー、ヘディングに魅力があり、

足技も上達してきた。

オーウェン、ルーニーをケガで欠いたイングランドで前線を任された。



・・・とは言っても、ルーニーやオーウェンと比べると、

見劣りしちゃうよなぁ。

ていうか、細長すぎ!!!


控えめに見ても、電柱です。



「電柱、一生懸命に走る!

 しかし、自分の足に引っかかって転倒!」




「ベッカムから正確なクロスが入って・・・

 クラウチがヘッドでゴール!」

というよりも、


「ベッカムから正確なクロスが入って・・・

 電柱に当たってゴール!」


というのが正しい。


いやー、でも、よく頑張ったよ、電柱。

W杯小噺2(アシュリー・コール)

2006年07月08日 17時25分35秒 | 時事ネタ
ワールドカップを見ながら考えたこと。



2.アシュリー・コール(イングランドDF)



アーセナルの左サイドバック。

スライディングに定評があるディフェンダーだが、

最大の持ち味は、オーバーラップしての攻撃参加。

ちょっと興味を持って、調べてみました。

たちまちこんなサイトが見つかりました。

どうやら、コール氏、ゲ○らしいです。

それだけならどうってこともないんですが、

○イパーティーを開いたことが報道されると、

さっそく、女性を連れて、マスコミの前をウロウロしたらしいです。


けなげだなぁ

W杯小噺1(シモン・サブロサ)

2006年07月08日 17時09分31秒 | 時事ネタ
ワールドカップを見ながら考えたこと。


1.シモン・サブローサ(ポルトガルFW)



ベンフィカのキャプテンとして活躍するFW。

小柄ながら、スピードのあるドリブルで勝負するフォワード。

また、精度の高いフリーキックも武器。






・・・ぜひ日本に来てほしい





日本に帰化したとして、

名前は

「寺門 三郎」で決まりでしょ。












でも、なんか、ダチョウ倶楽部の新メンバーみたいだな


テルーの唄

2006年07月08日 01時17分17秒 | 時事ネタ
雑誌で、ジブリの新作「ゲド戦記」の記事を見ていて、

主題歌のタイトルが目に入りました。


手蔦葵さんが歌う 「ペルーの唄」。


その瞬間、頭をよぎったのは、

フォルクローレをバックに、

全力で飛び交うコンドルたち。

おー、確かに竜が出てくる映画にぴったりかも


という妄想にとりつかれました。

っておい、何を考えてんだ、オレ。

「テルーの唄」だろ。

ていうか、サビくらいなら歌えるし。

どうやら、相当疲れているみたいです。

最近目にしたもの

2006年06月29日 14時58分04秒 | 時事ネタ
更新が滞っていますが、

まだ生きています。

ゼミを休んだりしていますが、

まだ生きています。

最近学校で見かけなくなっていますが、

まだ生きています。

夜中に公園で茫然自失になっているところを職質されましたが、

まだ生きています。


というわけで、今日は「最近目にしたもの」を

まとめて書き出してみます。


1.ワイドショー

光市母子殺害事件で最高裁判決が出ましたよね。

無期懲役とした高裁判決を破棄するものでした。

それを連日ワイドショーが大きく取り上げていたのですが、

テレビをつけたら、いました。

T大ロースクール教授のY室メ○ミ先生。

かつて東京地裁の名物裁判官として鳴らした先生ですが、

正直ワイドショーでしゃべってる内容は理解不能でした。


2.映画

海猿 LIMIT OF LOVE」と「M:i:Ⅲ」を立て続けに見ました。

感想としては、どっちもビミョー・・・。

「海猿」は、邦画ってこんなもんだよね、っていう印象。

無駄に「感動させるぜブイブイ」っていう臭いを感じて、

ちょっとげんなり。

伊藤英明の演技はかなり良くなっていたけれど(「陰陽師」はホントひどかった)

加藤あいが下手だったなー。

「M:i:Ⅲ」は、かなり血みどろのアクションになっちゃってた。

1作目とかのスマートなサスペンス感が好きだったのに・・・。

いつの間にかイーサン・ハントが結婚していたり(M:i:Ⅱのヒロインはどうした?)

最後までハントが追っていた物の正体がわからなかったり、

なぜか仲間がハントを見捨てていたり、

ストーリー的にも「?」がいっぱい。


3.W杯

激闘の1次リーグ・決勝リーグ1回戦が終わって、一息。

メキシコvs.ポルトガル、メキシコvs.アルゼンチンは

どっちもサイコーに面白かった!

メキシコvs.ポルトガルを振り返ってみます。

試合は早々とポルトガルが2点を決め、

あとはメキシコが怒涛の攻撃をする展開。

いやー、すげー見ごたえがあった!

でも、この試合が本当に面白かったのは、

それ以外の部分。

まず、前半18分。

ポルトガルのCKをメキシコがクリア!

と思ったら、お兄さん、手を使ってますよ!

というわけでPK。ゴール。

その後、メキシコのキーパーがケリを入れられて悶絶。

ポルトガルのキーパーもケリを入れられて悶絶。

仲良しだね。

その後、なぜか勝っているポルトガルの監督がブチキレて、

絶叫し続けるハプニング発生。

アナウンサーと解説者が「なぜ監督がキレているのか」

について、しばし解説。

終了間際、ポルトガル選手が倒される。

フリーキックか!?

と思いきや、倒したのは 審判 だったことが発覚。

自分にイエローカードだろ。

というわけで、とっても楽しい試合でした

茶色い海坊主

2006年06月19日 01時37分55秒 | 時事ネタ
誰か、あの茶色い海坊主を

国に還してくれ。




スルナが右サイドを駆け上がり、アレックスと対面。

そして、スルナのクロスを、正面で 暖かく見守る アレックス。

って、コラ!

お前、一応DF登録だろ!?

体を寄せるくらいしろよ!!!

はぁー、何度この光景を見たことか。


まぁ、でも、責めるべきは、海坊主じゃなくて、

それを起用し続けた監督だよな。


そもそも、数日前からおかしかった。

 -TV-

「どうやらジーコジャパンは、

 次のクロアチア戦で4バックを使うようです。

 理由は、まず、オーストアリア戦で

 3バックが機能しなかったことと、

 2つ目に、クロアチアがサイドアタックを得意とするので

 それを止めるためです。」


・・・はい?

クロアチアの危険なサイドアタッカーって、スルナだろ?

スルナと対面するのはアレックスじゃねーか!

止めらんねーよ!


というより、4年前からおかしかった。

ジーコは監督に就任後、

トルシエジャパンの改造に乗り出した。

まず、「黄金の中盤」を作り出し、

サイドアタッカーとして、アレックスを左サイドバックに据えた。

この時から「日本=左サイドが穴」っていう図式が完成した。


んで、これまでの4年間、何度左からやられてきたんだよ。

起用するなら、せめてレッズと同じ左ウィングだろ。

神様じゃなかったら、狙撃されてるぜ。


あいかわらず、選手がボロボロに疲れているのに交代は遅いし、

小野は絶対に使わない気だし、

もうメチャメチャだわ。


確かに、コンフェデのブラジル戦やこの間のドイツ戦、

いつぞやのチェコ戦なんかでは、いい試合をしてくれた。

過程はどうあれ、アジアカップでは優勝したし、

W杯予選も勝ち抜いた。

おかげで楽しませてもらった。

だから、いまさらジーコを責めるのはせこいと思う。

でも、オーストラリア戦での敗戦を糧に、

もう少し現状を見つめなおしてほしかった。



あー、もう、オレ、コートジボワールに帰化して、

エレファンツがセルビアを叩くのを応援します。



今日から、オレに話しかける時は、

「ジャンボ!」って言ってください。
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 スワヒリ語で「こんにちは」