連日の震災関連のニュースに飲み込まれていますが、春の訪れとともに本格化するスポーツ界にも影響が波及しています。
13日に開催予定だった名古屋国際女子マラソンが中止になったのに続き、サッカーJリーグは、余震や電力事情を考慮し、3月の全試合の中止を決定しました。東京で開催予定だったフィギュアスケート世界選手権も中止となりました。
そして、プロ野球も、本来なら間近に控えた開幕に向け、どんどん調子をあげていくべき時期ですが、思わぬ震災を受け、オープン戦が練習試合になるなど、影響を受けています。
中でも一番影響が深刻なのは、仙台を本拠地とする楽天ゴールデンイーグルスでしょう。球場は大丈夫なようですが、本拠地の状況を考えると、なかなか野球に集中できないとも思います。また、こんな時に、野球なんてという声が被災地からあがることも心配しているようです。
確かに、開幕予定の3月25日などはあまりに早急すぎる気がします。まともに寝たり、食べたり出来ないような状況が続く中では、生きることに精一杯で、とても野球どころではないからです。
しかし、これまでもいろんな試練を乗り越えてきたように、今回の震災もきっと少しずつ復旧していくはずです。その時には、きっと野球が人々を力づける原動力になるはずです。阪神大震災の時にも、オリックスブルーウェーブが「がんばろう!神戸」を合言葉に地元に勇気を与え、優勝しました。
今、被災地に必要なのは、とにかく水や食べ物、毛布などですが、少し落ち着いてくると、必要なものは少しずつ変化してきます。何とか生きるための術が落ち着いてきて、これからの生活を立て直すことに直面した時には、衣食住だけではない「何か」が必要になってきます。そんな「何か」になれるかどうか、楽天ゴールデンイーグルスにとっても試練の時です。
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