2020年のオリンピックに東京が再度立候補しているそうです。「そうです」というくらいですから、それほど関心は高くはありません。
それでも、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)とともに、最終選考に進んだとニュースで報じられました。しかし、マドリードやイスタンブールに比べ、地元の開催への支持が半分くらいしかない点が、東京の弱点として指摘されています。
それに対し、石原知事の「前回よりはマシだけど、国民の関心が低いね」というようなコメントがありました。この「マシ」という言葉の中には、明らかに「国民が自国の五輪を支持しないのはけしからん」という上から目線が透けて見えます。
政治的嗅覚に優れている石原知事も、マーケッターとしては失格です。国民なら自国の五輪を支持するのは当然ということではなく、国民の支持があるからこそ五輪をするものです。その意味では、完全に石原知事は読み違えをしていると思います。
確かに今の沈滞した日本に夢は必要ですが、オリンピックをすれば夢が持てるわけではなく、再び将来に夢を持てるような国になった時に、オリンピックをやりたいと思うようになるのではないでしょうか。
子どもたちのためにも、夢の持てる国にしたいですね!
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