プレミア12という野球の世界大会をやることはコマーシャルなどで知っていましたが、具体的なことは何も知りませんでした。
8日に開幕ということで、今日の新聞で特集をしていたので、ようやくその概要を知りました。
野球の世界大会と言えば、ワールドベースボールクラッシック(WBC)ですが、これは米メジャーリーグが主催者となっており、数々の不平等な扱いがあることが知られています。そもそも、一国の野球団体が主催する大会が、正式な世界大会と言えないのは言うまでもありません。
しかも、この大会も最初はその主催者たる米メジャーリーグは真剣さが足りず、日本や韓国の真剣勝負で、徐々に盛り上がるようになってきたという経緯があります。
それに対して、プレミア12は、ワールドカップなどを統括する世界野球ソフトボール連盟の主催だそうです。その世界ランク上位12位が戦う大会とのことです。そして、野球は現在オリンピック種目から外れていますが、2020年東京オリンピックでは開催国推薦競技として復活する見込みであり、6か国による戦いになる予定ですが、プレミア12第2回大会は、その予選会となるようです。このようにして、野球を世界的に盛り上げ、恒常的なオリンピック競技として復活させようという意図があるそうです。
今大会は、アメリカはメジャー選手は出場しないそうですが、WBCが日本や韓国の真剣さにより育てられた大会であるように、プレミア12もアメリカを引っ張り出すくらいの意気込みでやってほしいですね。そもそもメジャーも、アメリカ人ばかりではなく、ドミニカやメキシコ、キューバなどさまざまな国の選手から成り立っています。アメリカが本気を出さざるを得ないような大会にしてほしいですね。
その点では、とても良いタイミングでの開催だと思います。つい先日まで行われていたラグビーW杯の盛り上がりは、プロ野球選手たちも身近で感じていたはずです。それでなくても、WBCを連覇し、回数を重ねるにつれ、プロ野球選手たちが日の丸を背負う意欲が高まってきていたところにもってきて、このラグビーの盛り上がりです。否が応でも、頑張らざるを得ませんよね。
開幕前の大事な時期に行うWBCでは、選手を出す出さないでのゴタゴタもありましたし、監督もプロ球団の監督が兼務したりしていました。それが現在では、小久保監督が専任の監督となり、代表チームも常設化し、サッカーやラグビーなど、他の球技と同じような体制に近づきつつあります。今大会でも、大谷翔平、前田健太、菅野智之、山田哲人、中田翔、中村剛也、松田宣浩、筒香嘉智、秋山翔吾などオールスターです。熱い戦いを期待です!
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