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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

日本シリーズ第7戦!

2011年11月20日 23時38分36秒 | プロ野球・高校野球

泣いても笑っても最後となる第7戦!先発は予想通り、ソフトバンク・杉内、中日・山井となりました。ところが、天王山の緊張のためか、両投手とも抜群の立ち上がりとは言えませんでした。それでも何とか0点で抑えて、今シリーズ特有の重苦しい展開を予感させました。

 

ところが、三回裏、先頭多村がしぶとく右前に運ぶと、続く長谷川の中越えフライに、センター大島がよく追いつきながら無情にもボールはグラブからこぼれ、無死二三塁。次のキャッチャー山崎は打撃はまったく期待できない打者ですが、何とボールを先行させ、最後はスクイズのフェイントでボールを投げさせ、四球を勝ち取り、無死満塁となりました。ここで早くも山井は降板する予想外の展開となりました。そして、左腕小林がリリーフするも、緊張している様子が明らかで、川崎に押し出し四球で労せずソフトバンクが先制しました。なおも押せ押せの場面でしたが、本多が凡退、ネルソンに代わって内川、小久保も凡退で、1点止まりで、点をとったソフトバンクの方がダメージが大きかったです。

 

ソフトバンクは嫌な展開でしたが、杉内はしり上がりに調子をあげ、4回を抑えました。そして、その裏には、四球の松中を、4番も打った松田がバントで送り、多村中飛で二死となるが、今日ヒットを打った長谷川を敬遠し二死一二塁から、再び打撃が弱い山崎で勝負となりました。ここで山崎が意地を見せ、食らいついて右前に運び、二塁から松中が激走して本塁へ突入、谷繁のタッチをかいくぐくるスライディングで、今シリーズで非常に重要な意味を持つ2点目をもぎ取りました

 

ソフトバンク・杉内、中日・ネルソンの投げ合いで、中盤はゼロが続き、7回には中日は浅尾を投入!最後ですから、中日も惜しげもなく選手を使います。しかし、結果的にこれが裏目に出ました。代打カブレラは三振するも、川崎が粘って四球で出ると、本多の送りバントは三塁側への微妙な当たり。浅尾がジャンプしながら捕球し、一塁へ送球し、間一髪アウトとしましたが、浅尾は足をひねって一瞬ヒヤッとさせました。落合監督がベンチから出てきて浅尾に確認していましたが、浅尾は続投。しかし、内川は浅尾の速球を中前に運んで、川崎がホームイン、今シリーズ決定的な3点目が入りました!

 

ソフトバンクは8回はファルケンボーグと盤石の継投。ファルケーンボーグはまったく打たれる気がしない最強ピッチャーです。そして、9回は馬原を投入するかと思いきや、勝負師はやはりそんなリスクは冒しません。馬原には気の毒ですが、最強投手ファルケンボーグが2イニング目に入りました。賢明な判断です。

 

しかし、野球は何が起きるか分かりません。ここまで不振の井端が執念を見せ、弾き返した打球は、ファルケンボーグの右ひじを直撃し、投手交代の事態となりました。ファルケンボーグであれば、まず打たれなかったでしょうから、またまた試合が動く気配がありましたが、ここで出てきたのは、シリーズ絶好調の森福で、しっかりと森野、ブランコを抑えました。そして、最後の一人にはわざわざ攝津を投入する石橋を叩いて渡る盤石な継投で、和田を三振に切ってとり、8年ぶりの日本一を勝ち取りました。

 

今シーズンで勇退する落合監督の中日も非常に粘り強い戦いをし、大いにシリーズを盛り上げました。しかし、今年、投打でもっともバランスがとれていたのはソフトバンクですし、クライマックスシリーズが導入されて以来、クライマックスにもっとも泣いていたのもソフトバンクですので、この勝利はいろんな意味で、重いと思います。

 

おめでとう!ソフトバンク!

 

今日のジョグ

 8.2km  45分53秒