仕事を終えて東京駅へ歩いていくと、またぞろ中央線が人身事故です。本当に勘弁してほしいものです。JR東日本も被害者でしょうが、こうも何度も何度も同じことの繰り返しだと、「責任者出てこ~い!」と叫びたくもなります。
日本の大多数の納税者は、源泉徴収で税を引かれて、自分で税金を納める(払うではありません)ことがないので、納税者(タックスペイヤー)意識が薄いと言いますが、JRも元はと言えば、多額の税金を注ぎ込んで民営化した元国鉄であり、JRも利用者も、鉄道がサービス業だということを忘れているのかもしれません。
普通の商取引では、サービスや財の対価としてお金を払います。約束したサービスや財を提供出来なければ、契約不履行となります。ところが、鉄道など輸送サービスは、「輸送できなかった」時は、指定料金などの払い戻しはしますが、「遅れてしまった」時には、まったく知らぬ存ぜぬです。自分たちを「輸送業」としか思っておらず、もう半分の「サービス業」の意識がないからです。
最近のJRは、酔客の横暴に毅然と対応する方針で、暴力を振るわれると即座に警察に通報します。確かに何もしていないのに酔客に暴力を振るわれる駅員さんは気の毒ですが、自分たちの権利だけを主張し、利用者がおとなしいのをいいことに、サービス改善を怠けるのは、虫が良すぎます。
中央線は、新幹線や山手線と並ぶJR東日本のドル箱路線です。しかし、サービスはご承知の通り最悪です。どの世界に高い金を払って、最悪のサービスを購入する人がいるでしょうか。ここに独占の害悪があります。
ただでさえ、公共機関として税金を優遇されている土地の上で大々的に商売をして民業を圧迫している会社です。もっと利用者に還元する取り組みをすべきです。山手線のホームで申し訳程度に転落防止柵を設置するようですが、そんなアリバイ作り程度ではなく取り組むべきです。な~んて言っても、親方日の丸的体質が抜けない会社ですから、一利用者の声になんて聞く耳を持っていないでしょうけどね。
何て憤っていると、今度は座って帰ろうと並んでいるホームとは反対のホームから何と三本続けて電車が発車しました。私はますます頭に血が上ってきますが、他の利用者は達観したような穏やかな顔です(人間が出来ています)。そして、ようやく着くなと思った時、「この電車は八王子止まりとなりま~す」との一言で、八王子で降ろされました。やれやれ。
今日のジョグ
当然、お休み