無題 A man to whom cattleya is possessed

カトレア原種の魅力に取り憑かれて 

C.Moscombe ‘Grace’ x Blc.Purple Ruby

2009-11-24 22:52:54 | Cattleya Hybrids
一年前の高温障害でひどく損傷してしまった株の一つです
しばらく開花は見込めないものだと思っていましたが一年で見事復帰!
シースが上がると同時に発根が始まったので植えなおしました
枯れ込んだバルブもボロボロだったミズゴケも全て処分しました

トリラベロ?スプラッシュ?
ビロード状で花びらに現れる模様は独特です
白く色抜けしているように見えますが、これは固定しているようです
左右同じ模様が出ています

さて、昨日は久々にライヴに行ってきました
その後の打ち上げと有意義な時間でした
一ファンであり、一友人であり、年に数回しか会う機会はないけれど
その音の魔力はいつしか隣に居るような存在だったりします
音って触ることは出来ないし、見ることは出来ないけれど
その中に感情があって、心が揺れて、伝わるものがあって
いつも俺はそうやって教えてもらうのかもしれない
また一つ勉強になりました



Rsc. Amy Wakasugi‘Yamanashi’SM/JOGA

2009-11-18 20:25:38 | Cattleya Hybrids
先日、話していた赤い交配種とはこの品種です
どうしても脳裏を離れず、購入することにしました
この花のインパクトと言ったら凄い大きなリップ、この強烈な赤
相当古い品種のようで探すと無いですね
店内に並んでいた花もこの花を含めて3つに減っていました

交配種っていつの間にか消えてしまって出会うことの無いものになってしまうこともあるのでこういう出会いは大切にしないといけないです

しかし株の状態は愛着を持って育てていないのが一目瞭然
花後は鉢を割って全部仕立て直しです
カイガラムシも全て撃退しなければいけないです
満作に咲かせることが出来たらそれは見事になると思います

11月も半分過ぎました
もう12月がすぐそこまで迫ってきています
気がつくと冬咲きのカトレアが蕾を上げだしました
11月は慌てて過ぎることなくあと少しだけ、このままで居たいと思います





C.maxima fma.alba

2009-11-18 20:16:14 | C.maxima
必ずアルバが咲くよ~と言われて買いました
初めて開花しましたが、蕾はしけて潰れてしまって一輪のみ・・・
変形していたのでまともな開花には至りませんでした
それでも来年に期待しています

C.labiata fma.alba‘Nakashima’

2009-11-14 18:38:49 | C.labiata
シャッターチャンスを逃してしまい花弁は痛みだしてきました。

下のlabiataに追記しましたが、12年過ごした愛犬マリは本日、天国へ旅立ちました
来月9日の誕生日は今年は迎えることは出来ませんでした
まさかこんなに早く別れが来るなんて考えてもいませんでした
想像するだけで色んな姿が浮かんできます
生活の中に当たり前にいる存在だったのでその存在が無いことが信じられないです

時間の流れというのは平等ですが、こういうことって無常を感じてしまいます
気がつかない間に色んなことが変化をしていて、気がつくと自分も変化していること
マリと過ごした写真を巡って久々にアルバムを開くと色んなことを考えます
そう、そこに写っている自分は十代から二十代
その写真一つ一つ、自分も写っているわけですが
顔って変化するものです

大切にしなきゃいけないこと、忘れてしまっていたこと
もっと頑張らなくちゃいけないこと、もっと忘れていいこと

あぁ、色々とあるなぁ・・・と

そう、人生の通過点の一つであること
もっと向上心をもって生きていかなければならないこと

悲しい、寂しいばかりでは生きてはいけません
今日一日は辛いものでした

でも、出会えてよかった

我が家にとっては家族の一員でした

もう少ししたら、飼い主を探してるワンちゃんを見つけてこようと思っています
ブランドとか血統とか、そういうのじゃなくて
捨てられる犬達がいっぱい居る現実があるのです
その中から出会いがあればと思っています

また今回、マリの件でメッセージを下さった方々、本当にありがとうございました
この場を借りて感謝申し上げます
沢山の「想い」をありがとうございました


C.labiata ‘mari’

2009-11-03 20:14:10 | C.labiata
去年の花はこちらです
今年はふっくらと咲いています

昨日から一気に冷え込みました
暖房機もスイッチが入っていよいよ冬ですね
なんだか過ごしやすかった日が続いていただけに一気に温度が下がって驚いています
今年はあまりの狭さにもう一坪ほど自作で増設しました
もうこれ以上、増えないようにといいたいところですが
場所があればまた増えてしまうんですよね
不思議なものです


我が家に12年いる愛犬に癌が見つかりました
末期ガンで余命数ヶ月
年内生きれば良いでしょう・・・との事でした
肺、舌、あちこちに転移が始まっているようです
あまりの突然の宣告に驚きと悲しみを隠せません

「たかが動物、たかが犬」

そんな風にドライに受け止めることが出来たならどれだけ楽なんでしょう
高校を出るときに出会って、20代を一緒に過ごした犬です
いまだにスーパーの張り紙を見て貰いに行ったあのときの事は忘れていないものです
小さな小さな子でした

もう家に居るのが当たり前
玄関をあけると尻尾を振って飛びついてくるのが当たり前
家のどこかに隠れていようものなら部屋の一つ一つ探したものです

名前を呼ぶとしっかり目が合うし、喋らなくてもまるで人間のような存在を持つ子でした
夕食は椅子に座って一緒に取っていた時もあります

こんな光景もあと数える程なんて
数日前から咳と吐血が始まってきています
顔色なんて分からないけど、死に向かってカウントダウンが始まっているなんて

ホント、想像以上に悲しいですね
日に日に衰えて弱っていく姿を想像すると悲しいです
自分より先に亡くなるものであることは飼うときに分かっていたことだけど想像以上に堪えますね

まだ、死んだわけじゃない
外に連れ出して俺のこと忘れてもらわないようにしなきゃ

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11月14日
朝起きると大雨
大雨、その雨音が気になっていました

支度をしていると8時半ごろ、携帯が鳴りました
母親からの電話でした
ひょっとして・・・・

その声を聞いてすぐに分かりました
歪んだ声色、涙交じりの言葉
愛犬マリが亡くなりました
宣告を受けて僅かの時間でした
父が散歩に行くために抱っこをして、その胸の中で息を引き取りました

昨日、家を出る前に動画を撮影していたんです
息も上がって朦朧としていました

すぐに帰ろうかと思ったけれど
とりあえず岐阜に行こう、そう心は決まっていました
高速を飛ばして午前中、蘭屋さんに行きました
エリデスローレンとルデの実生
持っているけど買っておくことにしました
真っ赤な交配種に惹かれて迷ったけれど
今日はこんな赤い花は疲れてしまいそうで棚に戻してしまいました

高速を飛ばして昼過ぎ、我が家に着きました
空は曇っていたのにすっかりと晴れ渡り、清々しい青と眩しい太陽が降り注いでいました

玄関を開けると、箱の中に入っているマリは寝ているかのようでした
もう体は冷えていて口元からは出血していました
ただ泣き崩れて手を添えるだけしか出来ませんでした

無我夢中で温室に咲いている蘭を切り取って、その横に敷き詰めました
この花が咲いたとき、ひょっとしてマリはもたないんじゃないか・・・?と思っていたのがその通りになってしまいました

どんなときもその姿は愛らしくて綺麗な犬でした
12年間お疲れ様でした
その時間、一緒に過ごすことが出来て幸せでした
天国へ旅立って数時間後の15時、火葬されました

玄関にマリの姿は無いけれど、この花の個体名として名付けておきたいと思います