三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

久米島の球美の里保養プロジェクト~子どもたちの元気回復~

2012年11月16日 | 防災・減災
 沖縄の久米島に居る親戚から「球美(くみ)の里保養プロジェクト」の資料が手元に届きました。
 今、現実に沖縄県の小さな島で実践されているこの取り組みを紹介します。

 カールスモーキー石井こと石井竜也氏他の支援により、福島県内の原発の事故による子供達の免疫力の向上を図る取り組みとして、沖縄県の久米島町で元窯元の一軒屋を改修。そこに福島の子供達を2週間から3週間保養させ、元気を取り戻した後に福島に返すプロジェクトが進行しています。
 多額の寄付がベースとなって実践されていますが、今何が福島の子供達に必要なのかが改めて問われているのではないかと思います。(久米島町のバックアップが生きています)

 最近、私は、原発関連の賛成、反対の両論を色々な書物で読んでいました。
 原発で人は死んでいない。から始まり、低放射線を浴びると逆に体に良い。宇宙飛行士は放射能を大量に浴びているけれども長生きしている。チェルノブイリで放射線による人体への影響はなかった。などなど。
 逆にチュルノブイリの原発事故後の人体への影響(癌や何らかの障害を持って生まれたこと)があった。福島で児童の甲状線癌事例が・・・・。今後は、患者増加か?
 
 書物を読んでいるとどちらが真実なのか分からなくなります。しかし、言えることは、これらの書物や報道が二分していて、福島で被災している方々が混乱していること。さらに、児童・生徒らが明確な情報がないままに外出を控え、グランドでの運動をしなくなっており、免疫力が低下してきていることは、現地のNPO法人の話しから伝わってきます。

 今、政府や私たちが考えなければならないことは、未来ある福島の子供達に元気になってもらうことではないでしょうか。

 福島の多くの子供達が元気がない。そのことの要因が、原発事故によるのは明白です。
 どの放射能レベルだから外出しても良いか悪いか。気にするのは、大人の勝手、自由に遊ばせたら良いではないか?と「放射線の影響はない」とする学識の方は、このように論ずるのかも知れません。
 しかし、いろいろな情報が飛び交う昨今、何が本当で何が嘘なのかを正確に把握できないために不安感が出てくるのだと思います。
 
 そのような中、久米島での取組みは、放射線をどれくらい浴びたか、また、浴びなかったのか、そのことで体に影響がある、ないを論ずるより以前に、実際に外出を控えていた子供達が元気を取り戻しています。
 逆に、今、子供達には、何が必要かを感じなければならないと思います。最近、国の復興予算を関係の無い公共事業に使っていた!と問題になっていましたが、これこそ復興予算を使うべきだと思います。

 この先、何十年も生き、日本や社会のために頑張ってもらう子供達の元気回復を取り戻すことが、復興につながるのではないのでしょうか。
 

 
 
 
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