サンズ・トーク

首里城が焼けてしまった

琉球王国の最も代表的なグスク、首里城がぼうぼうと焼けてしまった。

首里城は、沖縄戦で焼亡したが、その後、沖縄は長く米軍に接収されていた。
沖縄が日本に復帰できたのは、太平洋戦争終結より27年も遅れたのだった。
その間、朝鮮戦争があり、ベトナム戦争があり、東西冷戦が続き、沖縄は米軍のほぼ前線基地として熱かった。
今日、いまだに基地問題がこじれている現状は、そういう不幸な歴史が続いてのことでした。

それでも、沖縄が日本に復帰できた喜びを表すビッグイベントは、首里城を再建、甦らす事だった。
そして、それは、平成4年(1992)11月、朱色の首里城が完成したのだった。

私はその2か月後、ある学会のイベントがあって那覇へ行ったので、その時のいろんなことはよく覚えています。
ロワジール沖縄という新築のホテルに、泊まりました。
ホテルのプールの底には、森英恵の蝶が大きく描かれていました。
新築の首里城も営業が始まっていたので、拝観しました。
ひめゆりの塔とか、沖縄戦の鎮魂の跡も見て回り、花を手向けました。
思えばあの頃、私は今よりも随分多感なヒトだったのでした。

あれから26年が経ちました。
それからも、沖縄へは何回か訪れました。
いろんないい友人との出会いがあったりして、石垣島・西表島や、慶良間の離島へも行きました。

私も年を重ねて、もうあまり出かけることもなくなりましたが、最初の首里城などは懐かしく思い出されます。
ときには、イオンなどでサンピン茶のペットボトルを買って飲むこともあります。

首里城が焼失したことは、これも現実の定めなのかな。

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