雪降り積もる北海道の過疎村の駅。老いた主人公はひとり駅を任されてポッポヤに徹している。
廃線まぎわの駅。自分も定年まじかのある夜。昔を回想し、雪のなかで絶命する。
哀切な映画だった。
原作は浅田次郎の同名小説。
図書館でそれを目にしたので、借りて読んだのです。
映画を先に見ていたので、小説がどうスクリーンに表現されるか、いや、小説をよんで、これにも感動したのです。
この駅。いまは寂しい終着駅だが、昔は炭鉱があって積み出し駅、とっても賑わった駅だった。
一人駅長の主人公は、鉄道員に徹するあまり、妻の病死にも立ち会えず、娘も幼時に病死させている。
娘が幻影だろうが雪の夜にでてきて、親子の交歓を果たす。その幻想がつづいて最後、雪のいてつく駅のホームで亡くなってしまう。映画で感動し、原作小説を読んで一層また感動しました。
浅田次郎は、この鉄道員のある短編小説集で直木賞をとったのだ。
一緒に掲載されている短編小説も読んだが、どれもとっても良かった。涙が出るほど感動した。
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