サンズ・トーク

畑の忘年会

12月にはいったら、一度忘年会でも、と聞いていたその12月になり、一夜、駅前の居酒屋に6人集まったのでした。

普段、野良で顔をあわせる時には、交わす話は畑の出来具合とかが多く、話題も限られているのです。
でも、畑を離れて、焼酎に親しんだりすると、皆さんの多彩な薀蓄を聞くことが出来て、とても新鮮なのです。
50台の方がひとり、他はおおむね60台。皆さん、ついこないだまで、社会でひとかどの力を発揮してこられた勇士ばかりなのです。

ITシステムをビジネスしてこられた方、税金や年金に詳しい方、震災被災地ボランティアを組織された方。
上海から日本に来られて30年ぐらいにもなる中国の方。
自転車ツーリングで、年積算8千キロ爆走される方、開発とか建設に詳しいゴルファーとか、さまざまいろいろなのです。

ビールを飲み、焼酎のボトルを空け、いいぐあいの話がつづくなか、ユーカリが丘の夜は更けてゆくのでした。



駅前のLEDのイルミネーション

連れ立って帰る道々、ふと啄木の歌がでてくるのでした。

 友がみな われよりえらく 見ゆる日よ

下の句が出てこなかったので、家に帰って探してみました。
すると、下の句は

 花を買い来て 妻としたしむ

だったのでした。ナルシストだねえ啄木って。

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