サンズ・トーク

五輪での無気力試合

女子のバドミントンで、勝ちあがっていく途中、次の組み合わせで有利になるよう、わざと負けっこをした選手が失格になった。
見ていると、羽子板の羽根突きで、冗談遊びをしているみたいだった。
神聖なるべきオリンピックゲームを冒涜する不祥事であった。

無気力試合を行った選手は、無論責めらるべきだが、主催者側のゲーム要領の決め方に充分考慮すべきところがあるはずと思った。
選手や監督、コーチはそれぞれ出身国の威信を背負ってでてきている。
されば、金メダルに辿りつくためには、ゲームの進め方について、少しでも自チームが有利になるよう考えて当然である。
その判断に基づいて、このゲームは負けるほうが後で有利と判断すれば、わざとでも負けようとするだろう。

当事者の選手だけが失格というのは、可哀想にも思える。
主催者は、負けたほうが有利というような判断のできるゲーム要領を設定してはいけない。
とにかく、全力を振り絞って金メダルを目指して頑張る。
そういうゲーム要領を設定しなければならない。

本気になって、一生懸命努力する。これがスポーツの原点である。美しさである。

今、折から真夏。夏雲がきらきら輝いている。
夏雲に負けないような鮮やかさで、全力投球を貫くのがスポーツの、オリンピックの精神なのだ。


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