サンズ・トーク

今年の「いい十大ニュース」

暮れになると、新聞では十大ニュースが発表される。
それを見ていると、いい、素敵なニュースもあれば、暗い十大ニュースもある。

その、悪い十大ニュースには事欠かない。
100才以上の高齢者の所在不明とか、孤独死が増えたとか、やりきれない思いがする。
尖閣諸島漁船衝突事件とか、ロシア大統領の北方領土訪問、北朝鮮による韓国領砲撃など、続発する領土問題も憂慮すべき問題。
民主党政権の財源なきばらまき公約の蹉跌、分裂含み問題、政治とカネ問題も国民の期待を踏みにじった政治状況ではないか。

だけど、もうすぐ新年を迎えるのだ。この際、「いい十大ニュース」に是非、目を向けよう。
6月、小惑星探査機、はやぶさが、故障などで60億キロも虚空を迷走したが、姿勢を制御し、エンジンを修理し、軌道を修正して7年ぶりに地球に帰ってきた感動。
そんなこと、よくも遠隔操作ができるもんだ。
10月、鈴木章、根岸英一先生がノーベル化学賞を受賞した快挙は、日本人のプライドを大きく回復してくれた。
外国のニュースでは、チリの鉱山落盤事故で、地下700メートルに閉じ込められた33人が、2か月余り経って、全員無事救出された。

いい十大ニュースは、差し当たり3個見つかった。
この3個の十大ニュースは、3つとも目的をはっきりと、明確に貫いたこと。
それと、その目的に向かって、当事者が英知をもって懸命な努力を続けた結果の快挙だったことを強く言いたいのだ。

やっぱり、人間、はっきりした目的を持つこと、その目的のために一生懸命努力する。
そういう、判りきったことが大事なのだ。

最近、学卒者の就職が困難という。
世の中が厳しいのは事実なのだが、就職して、働いて、世の中から認めてもらおうという集中力に問題がありはしないか。
なるべく大きなブランド企業にはいって、安全な社会人生活をしなければ、という意識が大きすぎるように思える。
学校生活が、職について働く技術とか、職業の現場に関する知識、認識の習得から離れすぎているのではないか。
今の大学にもインターンシップというのがあるようだが、生易しいのじゃなかろうか。
ドイツなどの学生は、学校で学習するかたわら、マイスター制度という、徒弟制度のような職業技術を積む生活を送るらしい。
(職種にもよるだろうが)
農業の後継者難が顕著な例だが、そこそこの中小企業でも、オーナー経営者がいて、息子が跡を継がなくて困るという問題があるようである。
親がいてこそ息子や娘は飯を食い、大きくなったのではないか。
親の仕事、親の働きを、もっと自分のことのように一生懸命見ろ、学べ。

十大ニュースからは脱線したが、これからの世の中、人口減少時代になる。
若者の目的意識と、研鑽が今、すでにぜひとも必要なのだ。

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