
アルタ前は、歌舞伎町や新宿通り東方面への入り口なのです。
周辺には、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラが競うように店を出しています。
アルタの絵は、格別の意味があるのじゃあありません。
ここで10分待つ間に、頭をよぎったアベノミクスが気になっています。
それは、インフレターゲット2%という日銀の方針です。
今、経済はボーダーレスに、グローバルに流れていますね。
モノの輸入は、人件費の安い中国や東南アジアからふんだんに入ってきます。
日本の企業も、外で生産して輸入してきます。
だから、生活雑貨、食品、資源など安いものがふんだんにはいってきて、国民も安いものを買います。そこで、デフレ要因がとにかくきつい。原油価格もとめどなく下落している。
そういう理屈で、日本はデフレにこそなれ、インフレになる要因は非常に少ない。
日本は、そういうグローバル状況に対応したもっと別の景気策を考えねばならないと思うのです。
TPPが動き出したら、ボーダレスがさらに加速するはずなのだ。
も一度言うが、日本は賃金が東南アジアに比べると割高。
それで日本の労賃を上げにくい。中国とか東南アジアの労賃はどんどん上がってくる。
だから日本はデフレ。東南アジアなどはインフレが基調になっているではありませんか。
インフレにして経済を活性化しようとする考えは、何かちょっと違うんじゃないか。
と、アルタの大きなディスプレーを眺めながら思ったのです。