いつもは国技館の正面の縦格子の門扉が閉ざされているが、この日は開いていたので、門衛に断って建物両翼に掲げられている壁画を写した。 門扉が開いているわけを門衛に尋ねると、二日後の日曜から、大相撲五月場所が始まるとのことだった。 この日は、雨含みの天候で、人出も少なく、場所前の閑散という様子だった。 JR両国駅も日にちと時間が中途半端、天候も不良だったので、人影まばら、でも、飲食店のスピーカーからは相撲甚句が流れてきた。 時計が4時を指している。 この両国駅というの、駅舎というよりも、居酒屋ビルに駅がついてるという造りになっている。