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サンズ・トーク

しちりんというもの

窓のそとの桜の紅葉が散るのをぼんやり眺めていたら、なぜか急に「しちりん」というのが思い浮かんだ。
こりゃあ古い言葉だ。台所などで、軽便な煮炊きするコンロみたいなやつのことだ。
すっかり廃れ、知る人も少なくなって、でも、私らの小さい時分にはありふれた生活の友だったのだ。



今の季節、さんまを焼く匂いから連想して浮かんだのだろうか。

私が多分中学生になったころまでは、我が家のお勝手で重宝されていたはずなのだ。
木炭をおこして、真ん中に入れ、煮炊きとか保温などに普通に使われていたのだが・・・・。
今だったら、すっかり、完全に忘れ去られたシロモノなのだ。

あの昔、私は関西にいた。関西では、しちりんのことを、「かんてき」というた。
消し炭のことを「からけし」というた。
ちなみに、台所のかまどのことを「おくど」というた。
工藤という友のあだ名が「おくど」だった。

そして、「しちりん」で私は何を思い出したと思う?
母の温和な表情なのだ。

坂村真民という仏教詩人が、その母の口癖を思い出して詠う。
「念ずれば、花開く」

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