友人と、高輪の泉岳寺に参詣したのです。

どっしりとした泉岳寺山門。

泉岳寺本堂。

大石内蔵助の墓。

大石内蔵助の像。
忠臣蔵の物語は、歌舞伎その他でさんざん取り上げられ、すっかり義士伝としてパターン化されている。
このため、平成の今日になっても参拝、供花、香煙が絶えない。
だけど、私の内心の思いというのは・・・・。
浅野内匠頭は、藩や武士団を率いている自覚を、つい忘れて殿中の刃傷沙汰を起したひとりの暗君ではなかったのか。
また大石内蔵助ら四十七士は、殿の無念を晴らすというが、テロ集団ではなかったのか。
さらに、吉良上野介は殿中で切りつけられ、数年後の雪の夜、寝込みを襲われて殺された踏んだり蹴ったりの不運な殿様だったなあ。
とも思えてくるのでした。
ともかく、友人ふたりと参詣を済ませ、門前の食堂でビールとしょうが焼き定食なぞをいただいたのでした。