我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

幸多の薬

2005-05-16 06:27:59 | Weblog
長野県松本市の動物病院から、幸多の目の治療に試している内服薬が届きました。
それなりの期待はありますが、どのように効果を確認できるのかは不明です。
でも、元々は人間の初期白内障の治療にと開発されたもので、化学出身の仮父が調べると
「???」と感じるところもありますが副作用はなさそうですし、動物の視覚に関わる
研究でドクターとなり、治療実績をお持ちの獣医師に処方を受けた薬ですので希望を抱いて、
一日2錠をご飯と共に与えています。
人間ではほとんど効果を期待できないのですが、もしかしたらワンコには何らかの効果を
期待できるのかもしれません。

遺伝子工学の研究成果は、臨床面ではとても実用性を謳える段階ではありませんが、人間に
対する効果は期待できなくとも、ワンコにはもしかしたら・・・と云う期待もあります。
効果の判定は10~11月頃に行いたいと考えています。
でも、この投薬の成果かどうか不明ですが、幸多が打撃を受けたと思われる右目の角膜に
存在した小さなオデキのようなもの(角膜の一部が剥がれたもの)が消失しました。
剥落には気が付きませんでしたが、幸多の治療を受けている獣医科病院の獣医師はこの角膜上
のオデキを診て「私にはどうにもできません」とおっしゃり、そのままにしていたものです。

片方の目が核硬化症との診断を受けた幸多ですが、松本市の獣医師はどうやらこの、核硬化症
の改善を狙っており、過去の症例からは、白内障への遅延効果も期待できる様子です。
幸多が順調に年齢を重ね、天寿を全うするその日まで何とか、視覚だけは健全に機能し続けて
ほしいと願います。
だって、視覚を奪われた世界は少し寂しい気がするのです。

幸多の赤い糸がどなたと繋がるのかは判りませんが、できれば幸多には寂しい思いをさせたく
はありません。
もう、こんなに苦労したのですから。

ねえ、幸多や。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
幸多くん、かわいいお顔してますね。 (まや)
2005-05-16 23:36:27
幸多くんは、とってもかわいいお顔ですね。5月9日、14日の画像を拝見して非常にいい表情を持っている子だと思いました。ところで、私は病院薬剤師をしています。幸多くんに処方された薬剤の成分はおそらくグルタチオン製剤ですかね。白内障の進行を抑制する作用があります。白内障進行予防剤の点眼薬もあります。白内障治療薬は、治るというのではなく進行を遅くするので目にみえる劇的な効果というのはありませんが、進行を少しでも遅らせるために服用するというのはいいかもしれません。幸君多くん、頑張って飲んでね。5月14日の発見されたときの幸多くんと、今の幸多くん、別人のようです。今のおうちの人たちに大切にされて毎日を過ごしているのがよく伝わってきます。人は怠慢しようが努力しようが自分の意思で選択できますが、飼われていた動物は飼い主が無責任に手放すことにより過酷な状況に立たされてしまいます。信じていた人間に裏切られた子たちの気持ちを思うと本当にやりきれません・・・
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ありがとうございます (ゆきえ)
2005-05-17 08:15:42
まやさん、幸多に処方されている薬はパロチンという薬です。獣医師にも、白内障の進行を抑制させますと言われました。幸多はフードに混ぜると何でも食べてくれるので、とても楽ちんです(笑)さくらとムクは上手に薬だけ残します(涙)。

幸多、表情だけではなく、いろんなところが変りました。最初の頃仮父が抱っこすると緊張でガチガチでしたが、今では抱っこ大好きになりました。どういう経緯で幸多がこの様な体になってしまったかはわかりませんが、少しでも人間っていいなと思ってくれたら幸いです。
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