バイクに乗っていると、予想以上に体を使っていることを感じます。
以下は自分の経験からの簡単なまとめです。マニュアル車が前提ですが・・・。
①股関節
・・・なぜ股関節?と思うかも知れませんが、バイクでは、ひざで
タンクを挟み込んで、車体を安定させます。これを「ニーグ
リップ(knee grip)」というそうですが、これを長時間やる
のは結構きつい。
おっさんが電車に乗っていると、年配の方ほど「がに股」に
なっている様に思いますが、あれは、体幹の筋肉がゆるんで
いるから何ですね。しかし、バイクでは、右に左に倒して走
っていきますから、タンクをはさんで、安定させないと危な
い。逆にヤンキーの人たちが、がに股で「敢えて」タンクを
はさまないで走っていることもありますが、あれは「ニーグ
リップなんていらねぇ」、と誇示しているようにも見えます。
教習所では、ニーグリップができないと、平均台をクリアす
るのが、大変難しい気がします。
それから、バイクの重量はだいたい200kgくらいで、そ
れにガソリンが10~15l入り、自分の体が乗ってますの
で、それを交差点で止まるたびに、バイクを自分の体で支え
ますので、もちろん垂直でほとんど効かないにしても、少し
の傾きはあるでしょうから、長い時間乗れば地味に効いてい
る可能性があるのではなかろうかと思います。
②左手
・・・ずっとクラッチを握っているので。
教習所は遅いバイクの動きを徹底的に仕込まれます。
基本は1速とか2速とか。
そうすると、特に1速ではクラッチを握りっぱなしになるので、
最初は左手がどうにかなりそうでした。
バイクに乗っている今は、体が慣れたこともあるほか、Nを使って
いるのでそういうことはなくなりました。
③左足首
・・・ギアを変えるのは、左足。
ギアは、
ロー(1速)→N(ニュートラル)→2速→3速→4速→5速→6速
となっており、踏むと下がり、つま先で下から上に上げると、
上がります。
ずっとカチャコン、カチャコンやらないといけないので、
左足はずっと使いっぱなしになります。
具体的には、自動車のマニュアル車に乗られる方は分かる
と思いますが、交差点に来る度に、Nに落とさないと行け
ない。そうしないとずっとクラッチを切り続けないと行け
ないので、一日走ると、左手が疲れてどこかで気が抜けて、
エンストしかねないのであります。
それから、走り出すたびに、上げていかないと行かない。
これってかなり地味な運動ですが、つま先でそれをずっと
やる必要があります。
このためか、バイクを買って、最初に痩せ始めたのが、足
でした。
④右足首
・・・後輪ブレーキは、右足。
低速になると、右手で扱っている前輪ブレーキでは効き過
ぎになるので、車体の安定性を保つためには、後輪ブレー
キを踏まないと行けないのですね。これもそこそこ使います。
高速でやると、後輪が滑りかねないので、気をつけましょう。
<このブログの管理人>
40代中年男性。
40代中年男性。
人生100年時代をどう生き抜くか、人生の羅針盤を探して、「心の放浪中」。