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じゃがブログ ~さいとう小児科~

じゃが院長のつれづれ日誌をメインに、趣味(合唱・囲碁・絵)や道楽(温泉・ラーメン・酒)にまつわるエッセーを掲載。

「枝」と「梢」は、どう違う?

2008年04月08日 | ◎じゃが日誌
桂三枝さんを除けば、「枝」は大抵の場合、女性の名前に用いられます。嫁ぎ先に行ってからも、枝葉のように子孫を増やして欲しいという親の願いなのでしょうか(本当のところは知りません)。

同様に、「梢」と言う字も、単独で女性の名前に用いられます。そこで、私の頭の中では、「枝と梢、どこが違うんだろう?」という素朴な疑問が湧いてきました。何となく違うような気もするけど、具体的にそれを区別するのがムズカシイ。長年日本人をやっているくせに、未だにこういう簡単なことが分かっていないことに気づいて、愕然としてしまいます。

■【枝】:植物の主幹から分かれた茎。

■【梢】:木の幹や枝の先端のほう。

これを見ると、どうやら「梢」のほうが細いイメージに落ち着きそうです。細い代わりに、伸びていく先端の生命力のようなものも感じられます。

「梢」は、もともと「木の末」の意味で、「こずえ」のほかに、古くは、「このうれ」(ないしは「こぬれ」)という読み方もあります。

< 秋はなほおぼつかなしや初瀬川このうれもとに残る夜の月 >

という和歌がありますが、「このうれ」の意味が分からないとなんだかチンプンカンプンになってしまいます。
「このうれ・もと」なのか、「この・うれもと」なのか、解釈が違ってきます。試験に出されれば、分からないなりに答えを書かないといけませんから、「ダメもと」の「迷答」がたくさん出てくることでしょう。

「このうれ」を「Google」で検索にかけると、呆れたことに、「このうれションは・・・」というふうに、ワンコが嬉しさの余り失禁してしまう記事にばっかりぶち当たってしまいます。もう日常的には死語になっていますから、しかたのないことかも知れません。
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