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じゃがブログ ~さいとう小児科~

じゃが院長のつれづれ日誌をメインに、趣味(合唱・囲碁・絵)や道楽(温泉・ラーメン・酒)にまつわるエッセーを掲載。

「しんげん」と「かんげん」

2006年10月20日 | ◎じゃが日誌
またまた言葉の話で恐縮です。「しんげん」といえば、地震の震源か武田信玄、「かんげん」といえば酸化還元か管弦楽、ふつうはそっちのほうを思い浮かべますが、今回は両方とも「~言」なので、これらとの関連はありません。

「箴言」と「諌言」。・・・さてさて、どっちが「しんげん」で「かんげん」やら。。。
私の場合、このふたつの熟語の読み方を、長いこといい加減なままに放置して、ときどき逆に使ったりしてたような気がします。

「箴言」(しんげん):いましめとなる短い句。教訓の意味をもった短い言葉。格言。
「諌言」(かんげん):いさめること。また、その言葉。

これがそれぞれの正しい読みと意味です。。。するとまた、「いましめる」と「いさめる」が似通っているもんだから、知識の引き出しにしまうとき、誤ってしまう可能性があるんですね~。滅多に使わないこともあって、知らないうちに引き出しの中身が入れ替わってたりします。これを機会に、しっかり頭に入れとかないと。。。

さてさて、これだけで終わらせないで、もうひと言付け加えます。なぜ、私はこの二つの言葉を間違えてしまうのか、その理由を考察してみました。

「鰊」・・・これは魚の「にしん」です。「諌言」の「諌」の旁(つくり)と似てますよね。「にしん」の「しん」と仲間のような気になって、つい「しん」と読んでしまいそうになります。

「筧」・・・これは「かけい」と読みます。竹の節を抜いて水を引く通路を作ったものですが、竹冠(かんむり)を使っているのと、「寛」という字に似ていることから、なんとなく「かん」と読んでしまう。「箴言」の「箴」も竹冠なので、仲間意識が働いて、こっちのほうも「かん」と読みたくなります・・・よね?

といった事情から、私の中では「箴言」と「諌言」が絶えず流動的に読みを換えてしまっていた、そのように分析してみました。

 ~さっき雨がザーッと降りました。
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2 コメント

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1コしか。 (tomoko)
2006-10-20 17:16:12
筧さんしか、読めませんでした。

テレビっ子なので。
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#tomokoさん (さいとう小児科)
2006-10-20 17:42:51
「筧」は、人名(苗字)にもありますから読めるんですね。あとは他で使われそうもない漢字ですから、ま、読めなくても困ることはありませんし、ふつう、「箴言」も「諌言」も日常会話とは無縁です。テレビっ子じゃなくても、読めない人が多いと思いますよ。



そうそう・・・

パイレーツの第2作は、DVDレンタルを待つことにしました。

ダビンチコードも見逃しているし。。。
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