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じゃがブログ ~さいとう小児科~

じゃが院長のつれづれ日誌をメインに、趣味(合唱・囲碁・絵)や道楽(温泉・ラーメン・酒)にまつわるエッセーを掲載。

勝者の「おごり」

2006年03月28日 | ◎じゃが日誌
今は足を洗った格好になっているのですが、まだゴルフに興じていた頃のお話です。

うちうちのコンペでは、参加者からオカネを集めて賞品を買っていたのですが、ある時から買い物が面倒になり、優勝者とブービーに賞金を分配して他は何もナシ、ということに改めたのでした。これが意外や意外、参加者には好評でして、ずっとこの方式が続きました。

好評だったのにはワケがありまして、仲間内で一番年長のW氏が、「勝者のおごり」法案を提出し満場一致で可決したことがその理由です。

「勝者のおごり」。あえて「おごり」とひらがなにしたのも意味があります。
もともとの「勝者のおごり」は「勝者の傲り」。つまり、勝てば官軍の如く、勝った者が慢心してワガママを通すってことです。

しかし、我々の採用した「勝者のおごり」は、「勝者の奢り」。こっちのほうは、自分の金で他人にごちそうすることの意味です。その原資は優勝賞金ということになりますから、とどのつまりが、優勝者は優勝賞金を供出し、さらに不足分は自腹を切って打ち上げの飲食費を賄う、とまぁ、そういう仕掛けなのです。

え~っ!勝ったのに払わされるの~?と疑問に思われるかもしれませんが、ちゃんと「優勝」という「名誉」は獲得していますから、その上カネまで召し上げようってのは良からぬ魂胆であ~る。。。なんだか分かったような分からないような、ヘンテコな論理ですが、どういうわけか皆の支持を得て、この制度は現在も生きているみたいです。

・・・もう一人、賞金をせしめた人がいるのをお忘れじゃないですよね?
そう、ブービー。つまりはビリから二番目の人。彼は優勝者ほどじゃないにせよ、いくばくかの賞金を手にすることが出来ますが、こっちには何の「奢り」も期待されません。暗に、「このオカネで打ちっぱなしにでも行って、もっと練習していらっしゃい」という??咤激励の意味が込められているのです。ですから、こっちのほうが屈辱的ではあります。

当然、ブービーメーカーという、正真正銘のビリがいるわけです。彼の励みは、とりあえず一人抜けば「ブービー」という賞金対象者になれる、ということなのです。ね、ちゃんと良くしたものでしょ?

「勝者のおご(奢)り」、皆さんもいろんな場面で応用してみませんか?(^o^)

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