市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

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福島正吉 「絵画展」

2014年09月17日 | 展覧会情報
日照不足からでしょう、農の町でも野菜の価格が
全国的にそのようですね。
草だけが超超超元気
今週のギャラリーのご案内です


福島正吉 「絵画展」 

展示期間 : 9月16日(火)~9月21日(日)
開館時間 : 10時~17時



桜の枝の手作りイーゼルと看板・会場風景 (何でも手作りしちゃう方

     

主催者のご案内文より~

絵を描くことは、修行みたいなものです。
同じ場所を描いても、次は同じ絵は描けません。
いつも新しい出会いで、それ故に試行錯誤を繰り返し、悪戦苦闘の積み重ねです。
今回の個展は、身近な自然・四季の風景を描いた作品を30数点展示いたします。
どうぞ、ご観覧ください。



 「高取山の春 山桜」 F20号 

山桜の絵が3枚
西都原にある高取山。山桜が咲き、ソメイヨシノなどが咲き、八重桜が咲く。
山桜でも木によって順番に咲く。その順々に咲くのを追って描いた絵を3枚展示。 


福島正吉さんは西都市在住で、
これまでも個展や、グループ展などで市民の皆様にはよく知られた方。
また昨年には、めでたく西都市美展で無監査作家になられました
会場は四季を追って観覧できるよう展示に工夫がされています。
80号~6号サイズの油絵は、ふるさとの美しい自然が更に美しく、
観る人の旅心をくすぐるのではないでしょうか

 「西都原の夏 ひまわり畑」 F15号

この絵は観覧者の皆様にも評判の1枚のようです。
私は離れて観て、西都原の大地の奥行きを強く感じました


絵を描き始めて28年ほどで、きっかけは市民講座。
講師は画家の弥勒佑徳先生。後半は故・後藤静雄先生だったそうです。
その後は自分で描いてきた…とのこと。


 「尾八重 地蔵岳」 F80号

ギャラリーの玄関を入ると、正面でこの大きな山の絵が圧倒的な迫力で迎えてくれます。
福島さんは、山を描くのがお好きだそうです。
いつもあちこちの山に出没しているそうで、「県内字(あざ)けもの道」の案内もしてくださいます
また、山奥のいいロケーションをたくさんご存知ですよ。 
お探しの方はお聞きになったらいかがでしょう
「80号もの大きさのキャンバスに描くには、先ず杭打ちから。つまりイーゼルをこしらえる訳よ。
強い風でも吹いたら支えるのが大変でね~」
「細い山道に車をガリガリこすりながら入って行くことになるわけ」
「こんな所まで…」と声をかけていく山仕事の方もいるそうですよ。




 「銀鏡(しろみ)神楽 式25番 白蓋鬼神(あまほめ)」 F50号

国指定重要無形民族文化財の銀鏡神楽は、12月凍てつくような寒さの中、夜を徹して舞うのですが、
「ここで絵を描いているのは僕と弥勒先生くらいよ。
写真を撮る人はおおぜいだけどね」と笑う福島さん
瞬間を描くので舞い手の動きを表現するのに苦心するそうです。
この25番の舞いは「天に豊作のお礼(感謝)を捧げる…そして天からの恵が降りそそぐ」、そういう内容とのこと。
絵の中に3頭のイニシシの頭が並んでいます。
この地方では“猟”を生業とする方が多かったことで、その恵を感謝して、天(神)に捧げるのだと聞きました。
だからね、と福島さんは続けます。
「この祭が近づくと、シシたちは命をかけて逃げまわるわけよ」
人間は何とかして捕まえて奉納せなならんからね~」。
そして祭りが終わったら、さばいて人間がいただき、骨は山に埋めて大地(天に)返す…
まさしく大地の恵に感謝ですね



 福島正吉さん(左)とギャラリーごひいき様(絵友だち?)。
お二人とも静かで優し~い方。


ご来場の際、アンケートにご記入下さった方の中から抽選で
2名様に額入り色紙のプレゼントがあるそうです!最終日をお楽しみに

どうぞ皆様お誘い合わせて、また、お買い物のついでにご観覧下さい。
お待ちしております




次回の展示会のお知らせ

展示会名 : 四人展(木工・和小物・ガーゼ服・陶器)
展示期間 : 9月23日(火)~9月28日(日)


※なお、9月21日(日) 18:30より
夢たまごにて「第7回 一夜の歌声喫茶」が開催されます。
詳細は近日お知らせ致します。ふるってご参加下さい!

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