市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

宮崎県西都市小野崎1丁目76番地 電話0983-42-0027 入場無料 月曜休館

伊藤邦明 写真展

2012年08月07日 | 展覧会情報
1999年、転落事故で視力と嗅覚を失うが、
奇跡的に一命をとりとめた男性。
その後「何のために生きるのか」と考えた末、
辿りついた答えが写真だった~
盲目のカメラマン・伊藤邦明が心でとらえた無垢の写真を
じっくりご覧ください。
宮崎では初めての展覧会です!


盲目のカメラマン
伊藤邦明 写真展
~心でとらえた風と音の詩(うた)~

展示期間:8月7日(火)~8月12日(日)
開館時間:10時~18時




フォークシンガーの「ミッキー大野さん」が東京在住の伊藤氏の写真展を見て、
「是非、宮崎で展示会を開きたい」と橋渡しされて実現しました。
素晴らしい作品が50点、皆様をお待ちしています。


       二人三脚で作品を生み出す伊藤邦明・七重ご夫妻
     


伊藤氏は22年前50歳の時、仕事上の転落事故で九死に一生を得たけど、
視覚と臭覚を失いました。
奥さまの献身的なお世話もあって、
回復後、船旅をする機会に出会って…。
そんなこと無理と思ったけど、
かねがね「海外旅行が夢」だった奥さまの七重さんの「思い」、
これを諦めさせることは出来ない…
たまたま手にしたのが「ピースボ-ト主催、地球1周の旅」のパンフレット。

第1回目のこの旅行では、「世界の音」を録音しようと、
カセットなど用意していたけど、
壮行会の席にいた、カメラマンに勧められ、高感度フィルムをプレゼントされ、
写真を撮ることになったそうです。
カメラマンとしての第一歩の出発は
1994年(平成6年)6月9日。事故後、4年たってのこと。(帰国は8月31日)


イースター島を出航間近、船のデッキからとらえた
今にも沈もうとする夕陽。



もともと趣味で写真は撮っていたとのことです。
ベトナム・エジプト・ニューヨーク・ホノルル…
七重さんが状況を説明し、邦明氏は撮る旅。
「妻の言葉、妻の感性」で写すのですと。


 ブラジル側から見たイグアスの滝。
幅3800mのしぶきと、太陽によって幾本もの虹がかかる。




邦明氏はとってもにこやかに、どこまでも優しくお話して下さいます。
「写真は全身で撮ります。
目が見えない中で、様々な気配を感じる。
これがシャッターチャンスです。
それが写真に写っていると嬉しい。」

カンボジア アンコールワット付近。
夕ぐれ時、子ども達は食べられる木の実を選び分けていた。



帰国してから勧められて写真展を開き、マスコミに取り上げられ
全国90ケ所で展示会をされ大反響。
その後、今日までピースボートに14回乗り、
地球1周は7回に及びます。
今年8月24日~11月16日まで、また地球1周のこの船に乗るそうです。
会場には、世界中の写真(空・人・自然・南極などなど)と、
著書・写真集・ポストカードなども展示してあります。


第23回チャリティ協会会長賞 「平和を願う」
アフリカのエリトリアは激しい内戦の末、数年前やっと独立を勝ち取ったが、
街はまだ瓦礫のまま。港町マッサワの老婦人は、錆びた戦車の近くに黙って座った。



初日の今日は、朝から「朝日新聞」「宮崎日日新聞」「スクーピー ラジオ実況放送」の
マスコミ取材がありました。
明日は「テレビ宮崎」の取材があり、夕方のニュースで放送の予定です。
伊藤ご夫妻は、連日「ギャラリー夢たまご」にいらしゃいますので、
どうぞ鑑賞の後、お話して下さいね。
お待ちしております。


なお、明日8月8日(水)は、19:00より
「ぞろ目ライブ」もこの会場で開催いたします。
チケット¥600






次回の展覧会のお知らせ

展覧会名:西都の名菓展

展示期間:8月14日(火)~8月19日(日)

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1 コメント

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空港にて (大食家族)
2012-08-16 22:19:40
九州のホテルが一緒で、羽田空港でも一緒で偶然でしたね 写真拝見させて頂きました 温かい気持ちが伝わってきましたこれからも素敵な写真撮って下さいね〓 また九州のホテルでご一緒出来たら 今度は朝食ご一緒しましょうね
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