市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

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鳥を彫る人々&JAZZコンサートのお知らせ

2013年09月20日 | 日記
鳥を飼う人、鳥を描く人、鳥を写す人、そして鳥を彫る人…
中にはトリヲタベルヒトもあり…
そんな人間を当の鳥達はどう見てるんだろう…
なんて思いながら、今週の「バードカービング作品展」を見ています。
何の分野でも、その道の専門的書籍や、指導書、団体誌などがあるもので、
バードカービングもそう。
展示会場のテーブルの上には、参考にと様々な本が置いてあります

     

今日は出展者の中のお二人のメッセージをご紹介します

「バードカービング再発見」(その1)

私がバードカービングを始めたのは、
平成20年度の「西都市生涯学習講座」を受講した時でした。
事前の案内に従い、切り出しナイフ1本を購入し、
最初の作品「すずめ」の製作が始まりました。
悪戦苦闘しながら木のブロックを鳥の形に削り上げてから、
鳥に色を塗ります。
塗っている最中に、講師の先生に見てもらったところ思わぬ注意が。
「五島さん、三列風切は羽が3枚ですよ!」と。
私は鳥の背中に広いスペースが出来たので、
左右に4枚の羽を描いていたのです。(鳥の羽は胴体の付け根から先端にかけて、
三列風切、次列風切、そして初列風切と呼ばれる3つの部位の順で生えている。)
バードカービングの良いところは、色の塗り直しが出来るので、
さっそく修正しました。
この三列風切の事があってから、
自宅に飛来するメジロや渡り鳥に対して
それまで単純に鳥として見ていたのが、
それぞれの羽の形状や色などを確認しながら
観察するように変化しました。
早めの失敗から得た新発見でした。



それぞれ羽の部位ごとに呼び方があるんですね。
そして部位ごとに羽の枚数も決まってて…
五島哲也さん・作の「モズ」の背中。




専門書の中にはこんなページも。
こんな仕事をしてなければ、出会えない本です。


「バードカービング再発見」(その2)

約20年前に旧知の渡辺耕作さんからバードカービング=BCの誘いを受け、
電動工具を使ってハーフキットを削り、
アクリル絵の具で彩色する作品作りを続けてきました。
始めてから10年ほどは、自分の趣味として楽しみながら、
小学校の子ども達とも一緒に、少しずつ作っていました。
そして約10年ちょっと前に、
学校現場で総合的な学習の時間が始まると、環境教育を柱に、
授業の中で約1年かけて、主に4年生の子ども達とバードカービングの製作に
取り組んできました。
職場の管理職、同僚の先生方の理解と協力、
保護者の方々からの暖かい応援の言葉がありました。
そして子ども達を熱心に指導していただいた
バードカービング愛好家の方々の熱意に支えられました。
感謝しています。
バードウオッチングや野鳥の生態写真、「若冲」の躍動する絵画などから
製作のヒントを得ての、オリジナルな作品作りに挑戦しています。
BC教室で渡辺先生の指導を受けながら、
自分でも納得・満足するものづくりをこれからも続けていきたいと考えています。



追立敏弘・作「薩摩鶏」
学校で作った子ども達は、どのような印象を持ったのでしょうね。
きっと、野鳥や自然の保護の事まで学んだことでしょう。



これが作り始めのハーフキット。材質はこの場合、ヘラ・ホオの木です。
左から「ルリヒダキ」「シジュウカラ」「モズ」「エナガ」。

     


これは銅線でできた足の骨の部分。
これに肉付けしていくのですが、小さい鳥の足はテープを巻きつけて、
ラッカーを塗って乾かし、ジェッソという白い色を下地として塗り、
さらに乾かして色をつけるのだそうです。ウ~ン、手間暇かかってますね~
そして右のようにリアルな足が出来上がり
 
     


自分の知らない世界を知る楽しさ。
楽しそうに、ていねいに教えて下さる作者の皆様。
どんどんアタマデッカチになっていく私。
しばらくすると記憶がアイマイになっていく都合の良さよ
なかなか魅力的な仕事に感謝です
バードカービング展は明後日22日(日)までです。
出かけやすい気候にもなりました。
お誘い合わせてお出かけ下さい。

また、22日(日)は隣のパオ3階の西都市文化ホールにてコンサートがあります。
チケット好評発売中ですこちらにも是非お出で下さい。

西都 DE JAZZ 第2弾




出演  山本美恵トリオ


日時:9月22日(日) 18:30開演 (18:00開場)

場所:西都市文化ホール (ショッピングセンター・パオ 3階)

入場料:¥1,000


チケットのお求めは→パオインフォメーション・ギャラリー夢たまご・働く婦人の家・青少年ホーム他


出演者のプロフィール

山本美恵さんのプロフィール
   新潟出身、東京在住。
   小学校時代よりテレビ出演。
   14才で初リサイタル開催。コンクールにて各賞受賞。
   国立音大卒後、音楽劇の助手、稽古場付きピアニスト、劇伴などで活躍。
   CDリリース。
   繊細かつ大胆なピアノプレイにはファンが多い。

樋口恭雄さん(ベース)
   第1弾にも出演。県内で長年演奏活動のベテラン奏者。
   GUTCHY音楽事務所を開設し、音楽プロデュース・ライヴ企画・作曲編曲・
   音楽教室・ライヴ活動等を展開中。

児玉安浩さん(ドラム)
   西都市では知らない人がいない程の有名人。   
   カルマルソイヤという音楽グループを率いてウン十年。
   市内市外で大活躍の人。
   エネルギッシュな演奏で聴衆を惹き付けている。


主催:シティーサイト(株)
   
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