ここ数日、西の都あたりは暖かな日が続き
あぁ~、このまま春になってくれるのかと思うほど。
昨日は春一番の風だったと、夕方のニュースで知りました。
となり町の「座論梅(ざろんばい)」も満開の映像が…
(弥勒祐徳先生も絵を描いてらっしゃるんじゃないかな~)
と思ったとたん、やっぱりインタビューされてる所が映りました。
菅笠をかぶり(それもツバの縁が毛羽立ってるのが、
いかにも先生らしくていい)楽しそうなお顔で
さて、ギャラリー夢たまごの今週から来週にかけて、
2週間に渡る展示のお知らせです。
第6回 能・狂言・神楽 仮面作品展
展示期間:2月5日(火)~2月17日(日)
開館時間:10時~17時
※11日(月)は開館しております
本井氏の説明によりますと~
湯之片神社(尾八重神社近く)を創建した壱岐家が、
氏神として京都の岩清水八幡宮から観靖した神である。
したがってその舞は花茣蓙(神座)の上で
ゆったり厳粛な雰囲気の中で舞われます。
祭神のご加護を頂戴しようと、参拝者からは
盛んに撒き銭(おひねり)が投げ入れられます。
尾八重神社神楽では8番、宿神として舞われます~
湯之片神社は、尾八重神社の本家にあたるとのこと。
髭には「馬のたてがみ」が使ってあります。
本井氏の作品は神楽面、能面計6点の展示。
30歳の頃、仕事の休みの日に彫り始めたと聞きました。
絵でもパチンコでもなかった(本人の弁)のは、
幼い頃、お兄さんに連れられて見た「夜神楽」の
お面の迫力が記憶にあったからでしょうか。
誰かの弟子になることもせず、努力を重ね
現在までに500面超を彫り、残っているのは130面ほど。
32面が神面として、神社に納められており、
他は「気に入らないから薪にしたよ」と
モデルのお面と同じ材質ですので、これはヒノキ。
宮崎で育ったヒノキよりも、木曽のヒノキの方が
きめ細かく、最適とのこと。
また、木は葉が青い内に切ると虫が喰いやすい。
従って冬に切るそうですね。
狂言はお芝居。これらの面は動物や、架空の生き物の役割りで登場するのだとか。
このお面の場合は「蚊」だったりするそうで
人間は素の顔(面なし)で出るそうです。
(ゴメンナサイ ワタシハ キョウゲンヲ ミタコトナクテ…)
青山氏の作品は狂言と能計6点の展示。
羅陵王または蘭陵王ともいう。
大きな目をみはらし、鼻がとがり、
顔にはしわを多く刻み、頭髪は左右に分ける。
眉、髭、鬚には毛を植える。
肌は金色、頭上に首をもたげた竜をいただいているのが
この面の特色である。
(名古屋市 熱田神宮 弘安7年)~と、説明書にあります。
黒木氏は、これらの「舞楽面」を8点の展示。
まだ、日本に仏教がなかった頃…
この仏教を広めるための、
いわゆる、宣伝として使われたとか。
そういえば、どの顔だちも日本的ではない印象です
山口氏は、能面7点の展示。
ほかに狂言面も神楽面も彫るそうです。
この世界で「悪」という字は「強い」ことを意味する言葉だそうですね。
10年ほど前、教室で仏像を彫っていたけど、
その後、本井先生に師事してお面を彫るようになったとのこと。
「これまで30面くらい彫ったけど、やはり「薪」になったものあるよ」
あ、師匠と同じね
「お面を彫る難しさは、目を入れる時。
目で顔が決まるから」
また「出来あがったものを見る時が一番嬉しい。
めったに満足することはないけど」とも
今回、この方々の他に3名の新人さんが出展しています。
桑畑芳弘氏…本井氏のお弟子さん (3点展示)
黒木重寛氏…青山氏のお弟子さん (1点展示)
末吉龍孝氏…青山氏のお弟子さん (1点展示)
全32点、是非実物をご覧ください。
迫力が違います
次回の展示会のお知らせ
展示会名:水彩画「絆」作品展
展示期間:2月19日(火)~2月24日(日)
あぁ~、このまま春になってくれるのかと思うほど。
昨日は春一番の風だったと、夕方のニュースで知りました。
となり町の「座論梅(ざろんばい)」も満開の映像が…
(弥勒祐徳先生も絵を描いてらっしゃるんじゃないかな~)
と思ったとたん、やっぱりインタビューされてる所が映りました。
菅笠をかぶり(それもツバの縁が毛羽立ってるのが、
いかにも先生らしくていい)楽しそうなお顔で
さて、ギャラリー夢たまごの今週から来週にかけて、
2週間に渡る展示のお知らせです。
第6回 能・狂言・神楽 仮面作品展
展示期間:2月5日(火)~2月17日(日)
開館時間:10時~17時
※11日(月)は開館しております
本井繁意・作 「神面」 湯之片神社宿神・岩清水正八幡宮大明神
本井氏の説明によりますと~
湯之片神社(尾八重神社近く)を創建した壱岐家が、
氏神として京都の岩清水八幡宮から観靖した神である。
したがってその舞は花茣蓙(神座)の上で
ゆったり厳粛な雰囲気の中で舞われます。
祭神のご加護を頂戴しようと、参拝者からは
盛んに撒き銭(おひねり)が投げ入れられます。
尾八重神社神楽では8番、宿神として舞われます~
湯之片神社は、尾八重神社の本家にあたるとのこと。
髭には「馬のたてがみ」が使ってあります。
本井氏の作品集の本・「神面」面師 本井繁意の世界(宮日文化情報センター・発行)
本井氏の作品は神楽面、能面計6点の展示。
30歳の頃、仕事の休みの日に彫り始めたと聞きました。
絵でもパチンコでもなかった(本人の弁)のは、
幼い頃、お兄さんに連れられて見た「夜神楽」の
お面の迫力が記憶にあったからでしょうか。
誰かの弟子になることもせず、努力を重ね
現在までに500面超を彫り、残っているのは130面ほど。
32面が神面として、神社に納められており、
他は「気に入らないから薪にしたよ」と
青山 功・作 狂言面 「嘘吹」
モデルのお面と同じ材質ですので、これはヒノキ。
宮崎で育ったヒノキよりも、木曽のヒノキの方が
きめ細かく、最適とのこと。
また、木は葉が青い内に切ると虫が喰いやすい。
従って冬に切るそうですね。
狂言はお芝居。これらの面は動物や、架空の生き物の役割りで登場するのだとか。
このお面の場合は「蚊」だったりするそうで
人間は素の顔(面なし)で出るそうです。
(ゴメンナサイ ワタシハ キョウゲンヲ ミタコトナクテ…)
青山氏の作品は狂言と能計6点の展示。
黒木一郎・作 舞楽面「陵王(りょうおう)」
羅陵王または蘭陵王ともいう。
大きな目をみはらし、鼻がとがり、
顔にはしわを多く刻み、頭髪は左右に分ける。
眉、髭、鬚には毛を植える。
肌は金色、頭上に首をもたげた竜をいただいているのが
この面の特色である。
(名古屋市 熱田神宮 弘安7年)~と、説明書にあります。
黒木氏は、これらの「舞楽面」を8点の展示。
まだ、日本に仏教がなかった頃…
この仏教を広めるための、
いわゆる、宣伝として使われたとか。
そういえば、どの顔だちも日本的ではない印象です
山口諒一・作 能面「鼻瘤悪尉(はなこぶあしょう)」
山口氏は、能面7点の展示。
ほかに狂言面も神楽面も彫るそうです。
この世界で「悪」という字は「強い」ことを意味する言葉だそうですね。
10年ほど前、教室で仏像を彫っていたけど、
その後、本井先生に師事してお面を彫るようになったとのこと。
「これまで30面くらい彫ったけど、やはり「薪」になったものあるよ」
あ、師匠と同じね
「お面を彫る難しさは、目を入れる時。
目で顔が決まるから」
また「出来あがったものを見る時が一番嬉しい。
めったに満足することはないけど」とも
今回、この方々の他に3名の新人さんが出展しています。
桑畑芳弘氏…本井氏のお弟子さん (3点展示)
黒木重寛氏…青山氏のお弟子さん (1点展示)
末吉龍孝氏…青山氏のお弟子さん (1点展示)
全32点、是非実物をご覧ください。
迫力が違います
次回の展示会のお知らせ
展示会名:水彩画「絆」作品展
展示期間:2月19日(火)~2月24日(日)