毎日寒い日々が続きますね。例年よりも寒く、体調を崩している方々が多いのではないでしょうか?あまりにも寒すぎて植物も育っていないようで、伊豆の河津桜も全然咲いていないようですね。春までもう少しの辛抱ですね。
ところで、2月のチェストカンファレンス(胸部画像カンファレンス)を2月19日(水)に開催いたします。いつもと同様午後6時30分よりさいたま赤十字病院7階第3会議室で行います。興味のある方々は奮ってご参加ください。最近診療する症例が多く、その中で本当に悩ましい症例が増えました。そのような症例を通してみんなで呼吸器診療レベルを上げていければと思います。よろしくお願いいたします。
今年は例年以上に寒く例年ならばすでに咲いている伊豆の河津桜がまだ全然咲いていないようです。春はまだまだですね。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。年末年始はインフルエンザ大流行、COVID-19症例数の増加にて緊急入院が多かったのではないでしょうか?当院においても年末年始で29名の緊急入院がありました。今後も増加する可能性が高く、またスタッフの感染の懸念もあります。是非とも健康に重々注意して日常診療をしていただけたらと思いますし、呼吸器疾患症例のために社会貢献をしていただけたらと思います。
今年も胸部画像カンファレンス(チェストカンファレンス)を続けて行きたいと思いますので、どうぞお付き合いください。
今月のカンファレンスは1月15日(水)に開催致します。いつもと同様午後6時30分よりさいたま赤十字病院7階第3会議室を用意しています。興味のある方々は奮ってご参加ください。皆様と一緒に勉強出来ることを楽しみにしています。
近年肺MAC症例が急速に増加しているのを皆様も目の当たりにしているかと思います。自分の外来でも診療(治療)する肺MAC症の症例が増えているのを実感しています。近年肺MAC症の治療が標準化され、マクロライド+EB+RFP±マイシン系の治療をしながら喀痰抗酸菌検査を厳重にフォローアップし、喀痰抗酸菌培養陽性例においてはアリケイス吸入治療の適応を検討していることと思います。(当然ながらこの治療ではまだまだ治療としては満足いくものではなくさらなる治療開発には期待しているところです)肺MAC症の治療を開始したら喀痰培養をこまめに行い培養陽性の有無について検討することは重要であり、陽性例においてはアリケイス吸入治療を考え薬剤感受性検査を行う流れになっているかと思いますが、薬剤感受性検査においてはAMKのMICのみでなくマクロライドのMICにも注目していただきたいと思います。
肺MAC症にて3剤または4剤の治療中のフォローアップ喀痰培養検査で陽性になってしまった症例においては予後不良を考え、次なる治療のために薬剤感受性検査を追加します。もちろんアリケイス吸入治療導入のためにAMKのMICに注目するのですが、マクロライドのMICを見てみると耐性化している症例に出会うことがあります。(治療難渋症例ですから、程々にマクロライド耐性になっているかと思います)そのような症例においてどのように治療戦略を立てているでしょうか?今までの治療にアリケイス吸入治療を追加するのは当然として耐性化したマクロライドはどうしているのでしょうか?抗菌的には無効である可能性が高いのですが、マクロライドの抗菌作用以外の作用に期待してマクロライドの内服を継続しているのではないでしょうか?実際自分自身マクロライドの耐性化をみて今後の予後が不良という認識以外にはあまりアクションを起こしていなかったかと思います。ただ、今後はそれではダメかもしれません。大阪刀根山病院福島先生が報告した論文によるとマクロライド耐性菌に対してはマクロライドを中止した方がマクロライド感受性が改善する可能性があるとのこと。言われてしまえば当然かもしれませんが、とても衝撃的でした。もしかしたら自分らは何も考えないでマクロライドを継続していたことが患者にとっても不利益を与えていた可能性があるのではと感じました。自分の尊敬する抗酸菌感染症専門医にお聞きしたところ、マクロライドのMICにはすでに注目していてその段階でマクロライド内服中止を検討していると御教示いただきました。
肺MAC症の治療中喀痰抗酸菌培養陽性、マクロライド耐性症例においてはアリケイス吸入治療の追加のみでなく、マクロライド内服中止も視野に入れながら治療戦略を立てていただけたらと思います。マクロライド耐性症例においてはアリケイス吸入治療による菌陰性化率が低くなるというデータも出ており、今後のさらなる治療薬剤の開発が期待されることと思います。そして、もしマクロライドを中止にしたときに他の薬剤(EB+RFP)はどうするのでしょうか?両薬剤はマクロライドの耐性化を防ぐための使用であり、不要になるのではないでしょうか?そのような症例はアリケイス単剤治療になってしまうのでしょうか?そうなるとAMKもあっという間に耐性化をおこしてしまうのでしょうか?他の薬剤(クロファミジンなど)の併用も今後開発されるのでしょうか?肺MAC症においては色々課題が多く頭の中が混乱してしましますが、それを解決するのが我々呼吸器内科医の使命かと思います。自分含め頑張って行きましょう。
さいたま赤十字病院チェストカンファレンスを2カ月ぶりに開催させていただきます。お忙しいかとは思いますが、興味のある方々は奮ってご参加ください。2か月分の興味深い症例を用意しておきますね。
日時:11月20日(水) 午後6時30分開始
場所:さいたま赤十字病院7階第3会議室
追伸。
9月のカンファレンスでは「明解 画像診断の手引き」の収録を行いました。現在収録内容を校正中です。程々コモンな呼吸器感染症を中心に症例検討をしました。とても充実した内容を収録出来ましたので、ご期待ください。
最近寒くなってきました。一気に冬に突入してしまうのでしょうか?短い秋になりますが、是非とも紅葉など楽しんでくださいね。
9月に入っても毎日暑い日々が続きます。皆様もそろそろ疲れが貯まってきているのではないかと思います。これからは徐々に涼しくなっていくはずですので、無理なく通常業務をこなし、そして勉強していただけたらと思います。
8月は夏休みをもらったさいたま赤十字病院チェストカンファレンス(胸部画像カンファレンス)ですが、9月は開催させていただきます。定例の第3水曜日の9月18日(水)の午後6時30分よりさいたま赤十字病院7階第3会議室にて行います。興味ある方々は奮ってご参加ください。よろしくお願い致します。
当日は毎年恒例の『明解 画像診断の手引き』の収録を兼ねています。それなりに経験し臨床上重要な呼吸器感染症を中心に症例を集めていこうと思います。
毎日暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?今週末は少し天気が崩れるとのこと、恵みの雨になるのでしょうか?世間では新型コロナウイルス感染症が増えているようですね。暑さのみでなく感染対策にも注意していきましょうね。
今月7月もさいたま赤十字病院チェストカンファレンス(胸部画像カンファレンス)を開催いたします。興味にある方々は奮ってご参加ください。皆様と一緒に勉強出来ることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
日時:7月17日(水)午後6時30分より
場所:さいたま赤十字病院7階第3会議室
今日は肺癌学会関東地方会があったり、埼玉びまん性肺疾患研究会があったりと忙しい1日でした。明日からまだ2連休残っています。体ゆっくり休めてくださいね。