2022年度もあと1週間で終わります。我々医療業界も年度末に異動することが多く、現場は意外とガタガタしていることかと思います。幸運にも新型コロナウイルス感染症が収まっており、季節的にも人間の体にとっていいのでしょうか、入院患者さんも落ち着いているようですし、このままスムーズに引き継ぎなど出来ればと思っています。当科も4名が退職、異動をするということで、今週は色々な意味で忙しい勤務になるかと思いますが、頑張って乗り切って行こうと思います。
普段仕事をしているとあまり考える余裕がないのですが、さいたま赤十字病院を去って行く4人の先生方には本当に一生懸命頑張って仕事をしてくれたと実感し、本当に感謝しています。個々の人間で色々な生き方があるかと思います。それぞれの道を自分のペースで歩んで欲しいと思いますが、どの世界に行っても呼吸器内科医であることは忘れないで欲しいと思いますし、呼吸器内科医としてのプライドを持ち続けて欲しいと思います。そして、どんな形であれ、呼吸器内科医としての仲間意識を持ち続け、今後もつながっていけたらと思います。今後も末永くお付き合いください。
そして4月から新年度を迎え、新しい仲間が加わります。新しい仲間の先生方にも早く慣れていただき、さいたま市の呼吸機地域医療のために努力を惜しまず頑張っていただけたらと思います。期待しています。
近年新しい研修医制度になり、研修医の先生方の他施設へのたすきがけ研修が盛んになり、当院においても当院の後期研修医以外の先生方と勉強する機会が増えました。今後も増えてくることでしょうか?色々な先生方と勉強出来ることは我々にとって本当に楽しいことですし、そして勉強になると思います。全国で不足している呼吸器内科医が今後も仲間意識を持ち、色々なところで結びついて行って欲しいと思います。是非とも今後の呼吸器診療の発展のためにさいたま赤十字病院からさいたま市、埼玉県、さらには関東地方とどんどん仲間の輪を広げて行けたらと思います。
仕事を含め現在の生活のなかで、いいこと悪いことの繰り返しで、もしかしたら悪いこと、嫌なことの方が多い世の中のような気がします。「この世の中は運が7割、努力が3割」という人もいるくらい、なかなか自分の努力のみではうまくいかないことが多い世の中かと思いますが、その7割の運をつかむのも努力が大事と言うことも事実かと思いますので、自分も含めてみんなで少しずつ努力をしていければと思います。「みんなで頑張れば怖くない」是非とも来年度もよろしく御願い致します。
桜の一番見頃の今週末が雨で台無しになってしまいました。残念ですが、来年に期待です。3月21日に大面講演の桜を見てきました。7分咲きでしたが、十分にきれいでした。心が洗われました。