私の猫活動は自宅周辺にいた飼い主のいない猫の不妊手術から始まりました。
もう10数年以上も前からです。当時、近くの小さな公園で白黒猫が繁殖。
野良猫がいると必然的に餌やりさんが増える。猫の嫌いな人は猫も餌やりさんも迫害する。
その様子を犬の散歩の時に見てしまい「なんとかせねば。」と決心をしたのです。
まず全ての猫に不妊手術。保護できる猫は保護。
餌場を公園から自宅マンションに移しました。公園にいた10匹くらいの白黒猫
(ほとんどがオス)を自宅(賃貸です)周辺に連れてくるなど、大家さんにしてみれば、
有りえない出来事だったと思います。管理会社を飛ばして大家さんに直接、お願いしました。
「私はこのマンションが大好きなのです。ここで生涯を終えるつもりです。
全ての猫が死ぬまで、トイレとなる花壇の管理と掃除をしますので
猫への餌やりを黙認してください。」
その記事はこちら
12月15日午前中に、少し離れた場所に住む猫仲間より電話が入る。
「地域猫としている黒猫パルが12月の初めから姿を見せません。
何か情報をお持ちですか?真っ黒で尾が長くまっすぐです。」
電話を切り、私はすぐに清掃局に電話しました。
猫がいなくなった時に必ず行う、屍体が回収されたどうかの確認。
不明になった日と場所を伝えると、有無を調べていただけるのです。
これまで不明猫の捜索で、何度も経験しています。
辛くて、問い合わせのできない飼い主さんの代理で電話したことも有ります。
問い合わせする間、電話機を握りしめ祈ります。ドキドキしながら祈ります。
ありませんように。回収されていませんように。
「あーありますね。黒猫。尾が15センチ、いや20センチです。
場所もそのすぐ近くの道路です。交番にて回収されました。」
事務的な回答を聞きながら、心に鉛が入った。
猫仲間にすぐ連絡。淡々と伝えました。
でも悲しみがわかる。辛さがわかる。お見舞いのメールを送った。
「パルちゃんには自由がありました。短い命でも幸せだったと思います。
全ての猫は救えない。どうか悲しまないでください・・・」
丁重なお返事がきました。一部を抜粋させていただきました。
猫を愛する人間は、猫に対する想いは強い。
悲しみが心の中から消えることはないのです。私もそうだから分かる。
「ほんとに今回の事は想像もしていなかった最悪の結果になってしまいました。パルはうちで不妊手術をさせて放した猫でこのまま地域猫として見守るつもりでいました。しかし当然のごとく情が移ってしまい、結局我が家の飼い猫にしようと今まで色々試してきましたが全て失敗してしまいました。触れない猫だったのでおもちゃで遊んであげるうちに少しだけ背中に触れるようになると今度はもっと触れるようにとブラシを買ってきて少しずつ慣れさせました・・・・・」
子猫が家の周りにくる。餌をあげる。時期がきたら不妊手術をする。
リリースする。世話をする。人慣れしていない猫は、それが当たり前。
でも、それが地域猫活動?術後リリース後、いなくなった猫の数のほうが、
残った猫の数より多いよ。みんな死んでしまったの?それは私のせい?
12月19日。事務所にて暮らしていた、元保護猫カフェにいたトムが死亡。
たぶん急性腎不全。トムは若くして口内の炎症が強く、譲渡対象外でした。
可能な限りの治療を行いましたが炎症が完治することなく死にました。
抜歯。良質のウェット。痛み止め。免疫を高めるサプリ。時には入院。点滴。
保護してからの医療費は高額。過度な治療は腎臓が壊れる。死んでしまう。
カフェで元気だった時のトム。トムとジュリ兄妹。
自宅周辺で暮らしていた地域猫は、もういません。
最後、部屋に入れ看取った猫は4匹。
高齢となり消えた猫が2匹。
真冬、猫ハウスで死んでいた子が1匹。
術後、すぐに消えた猫は10匹以上。
そして最後の最後の、この1匹の姿が最近、消えた。
餌場を4ケ所も持つ、この子が消えた。
うちでの名前はオカメちゃん。
近所のお鮨屋さんでは、モーちゃん。
どこにもいない。
年が明けたら、清掃局に問い合わせします。
ドキドキしながら・・・
祈りながら・・・
いつしか悲しみは越えてしまい虚しいです。
もう10数年以上も前からです。当時、近くの小さな公園で白黒猫が繁殖。
野良猫がいると必然的に餌やりさんが増える。猫の嫌いな人は猫も餌やりさんも迫害する。
その様子を犬の散歩の時に見てしまい「なんとかせねば。」と決心をしたのです。
まず全ての猫に不妊手術。保護できる猫は保護。
餌場を公園から自宅マンションに移しました。公園にいた10匹くらいの白黒猫
(ほとんどがオス)を自宅(賃貸です)周辺に連れてくるなど、大家さんにしてみれば、
有りえない出来事だったと思います。管理会社を飛ばして大家さんに直接、お願いしました。
「私はこのマンションが大好きなのです。ここで生涯を終えるつもりです。
全ての猫が死ぬまで、トイレとなる花壇の管理と掃除をしますので
猫への餌やりを黙認してください。」
その記事はこちら
12月15日午前中に、少し離れた場所に住む猫仲間より電話が入る。
「地域猫としている黒猫パルが12月の初めから姿を見せません。
何か情報をお持ちですか?真っ黒で尾が長くまっすぐです。」
電話を切り、私はすぐに清掃局に電話しました。
猫がいなくなった時に必ず行う、屍体が回収されたどうかの確認。
不明になった日と場所を伝えると、有無を調べていただけるのです。
これまで不明猫の捜索で、何度も経験しています。
辛くて、問い合わせのできない飼い主さんの代理で電話したことも有ります。
問い合わせする間、電話機を握りしめ祈ります。ドキドキしながら祈ります。
ありませんように。回収されていませんように。
「あーありますね。黒猫。尾が15センチ、いや20センチです。
場所もそのすぐ近くの道路です。交番にて回収されました。」
事務的な回答を聞きながら、心に鉛が入った。
猫仲間にすぐ連絡。淡々と伝えました。
でも悲しみがわかる。辛さがわかる。お見舞いのメールを送った。
「パルちゃんには自由がありました。短い命でも幸せだったと思います。
全ての猫は救えない。どうか悲しまないでください・・・」
丁重なお返事がきました。一部を抜粋させていただきました。
猫を愛する人間は、猫に対する想いは強い。
悲しみが心の中から消えることはないのです。私もそうだから分かる。
「ほんとに今回の事は想像もしていなかった最悪の結果になってしまいました。パルはうちで不妊手術をさせて放した猫でこのまま地域猫として見守るつもりでいました。しかし当然のごとく情が移ってしまい、結局我が家の飼い猫にしようと今まで色々試してきましたが全て失敗してしまいました。触れない猫だったのでおもちゃで遊んであげるうちに少しだけ背中に触れるようになると今度はもっと触れるようにとブラシを買ってきて少しずつ慣れさせました・・・・・」
子猫が家の周りにくる。餌をあげる。時期がきたら不妊手術をする。
リリースする。世話をする。人慣れしていない猫は、それが当たり前。
でも、それが地域猫活動?術後リリース後、いなくなった猫の数のほうが、
残った猫の数より多いよ。みんな死んでしまったの?それは私のせい?
12月19日。事務所にて暮らしていた、元保護猫カフェにいたトムが死亡。
たぶん急性腎不全。トムは若くして口内の炎症が強く、譲渡対象外でした。
可能な限りの治療を行いましたが炎症が完治することなく死にました。
抜歯。良質のウェット。痛み止め。免疫を高めるサプリ。時には入院。点滴。
保護してからの医療費は高額。過度な治療は腎臓が壊れる。死んでしまう。
カフェで元気だった時のトム。トムとジュリ兄妹。
自宅周辺で暮らしていた地域猫は、もういません。
最後、部屋に入れ看取った猫は4匹。
高齢となり消えた猫が2匹。
真冬、猫ハウスで死んでいた子が1匹。
術後、すぐに消えた猫は10匹以上。
そして最後の最後の、この1匹の姿が最近、消えた。
餌場を4ケ所も持つ、この子が消えた。
うちでの名前はオカメちゃん。
近所のお鮨屋さんでは、モーちゃん。
どこにもいない。
年が明けたら、清掃局に問い合わせします。
ドキドキしながら・・・
祈りながら・・・
いつしか悲しみは越えてしまい虚しいです。