金剛流山姥白頭
拝見しました
深井かと思ったら曲見だったわ
正直能面ってどれも若干しゃくれてる気がしてわからん
前シテの装束めちゃめちゃ綺麗だったああ
金地に秋草の刺繍
青と紫の色合わせが美しい
百魔山姥がツレなのか
ワキ的役割に見えるけど
やっぱりワキは直面の男性しかいないのか
それにしても百魔山姥ってすごい名前
山姥の曲を歌って踊ってたら本物の山姥に声をかけられるって
芸能者冥利に尽きるよな
白頭は少し格の上がる小書き
青海波に車輪
山また山
水また水
あれはやっぱり輪廻を表しているのかな
中にはウロコ模様
思ったより何度も鬼とか鬼女とか言っとったね
花を尋ねて
雪を誘ひて
山廻りの歌美しかった
山の中で鬼に遭った
と聞いてイメージするおどろおどろしさは微塵もなく
山姥の哲学は透明な風のよう
いつかあらゆる妄執を脱いで自然に融けてゆきたいと
遠い目をした祈りのよう
面は普通に山姥かな
白頭上品で美しい
葉っぱのついた白い杖がかっこいい
ちょっと御幣みたいでもあって
やはり鬼といっても邪なものには思われない
アイ狂言のどんぐりころころ鬼の眼説可愛かった
とぼけた間もなんとも可笑しい
大鼓が亀井広忠さんで密かに沸いた
やっぱりめちゃくちゃかっこええ音