惠子が、倒れたァ!! くやしい! くそっ!

果たして、この先どうなるのか。そのドキュメント。

母の事、嘆くんじゃなくて励ましてあげてください。長女からメールが来た。

2014-02-11 09:53:56 | ケイ子、倒れる。

2月10日・月曜日

長女「愛」からメールが来た。

以前介護の仕事をしていた旦那が言ってたけど年寄り
=哀れと思うと介護に向かないらしいです。

その人の身体、精神面を支えてあげるという気持ちを
強く持つことが大切。


母の事、嘆くんじゃなくて励ましてあげてください。


ハッとした。そう。確かに私は嘆いてばかりいる。
それをズバリと言われた。恥ずかし。

でも、励ませ。そういわれても…。
いま惠子を励ます言葉は、口にするほど、すべてむなしく響く。
がんばってという言葉ほど病人におざなりで、
残酷なものはないのでは…。
だからといって、他に言いようがないのだが。

など反発しつつ、ついつい、また嘆き節が始まった。悪い癖。

いま彼女は、長野県の風光明媚な街に住んでいる。
どこで知り合ったのか、気がついたら彼氏の田舎で同棲。
結婚式もなしで、籍を入れた。

親にお金がない。本人たちにも式に使うお金がない。
駆け落ち同然である。
あなたがそれでいいのなら、そうしなさい。
とだけ伝えておいた。
その彼女は「
し・あ・わ・せ」だという。

何もしてあげられなかったが、その一点だけでもうれしい。

惠子が英語を操りながらレンタカーを借りるなど
アテンドして娘二人をアメリカ旅行に連れて行ったときの写真が出てきた。

今や姓の変わった「愛」も、音信不通の次女「さやか」も、とてもかわいい。
そして倒れた惠子も若々しく、魅力的。
ニューヨークの街角で、三人がはじけるような笑顔で写っている。

こんな時代があったなんて、夢まぼろしのよう。

今日病院に現況報告とクスリの処方箋をもらいに行った。
血圧のクスリと便秘の薬が加わった。

12日水曜日からデーサービスに預けられるようになった。
新しい局面が始まる。

明日11日は二人の結婚記念日。