惠子が、倒れたァ!! くやしい! くそっ!

果たして、この先どうなるのか。そのドキュメント。

ビッグバンは、神の業か。ヴァチカンでホーキングは何を語ったのか。

2012-05-04 08:34:33 | 

かってカトリック教会は、過去にガリレオでひどい間違いを犯した。
科学の問題に権威を振りかざし、「太陽が地球の周りを回っている」と宣言したのだ。
さらには地動説を唱える学者を火あぶりの刑にさえしている。

それから数世紀を経て教会の総本山ヴァチカンは、専門家を招いて宇宙論について意見を求めた。
1981年のことである。
ステーヴン・W・ホーキングもここに出席した。

会議の最後に、参加者は教皇への拝謁が許された。この時、教皇はおごそかに
「ビッグバン以後の宇宙の進化を研究することは結構だが、
ビッグバン自体を突き詰めてはいけない

と述べたという。なぜか?
「ビッグバンは創造の瞬間であり、したがって神の業だから」
それが、理由である。

またもやヴァチカンは、科学の分野に口出しをしてきたではないか。

で、ホーキングは、この時のことを非常に謎めいた言葉でその著書「宇宙の始まりと終わり」に書き残している。
「それを聞いてホッとしました。私が会議で話したテーマを教皇は知らなかったからです。」
…ムムッ????? と言うことはもしかして、すでにホーキングはビッグバン自体をテーマにその原理などを科学的根拠を元に講演をしたのか??

さらに続けて言う。
「わたしはガリレオと同じ運命(注1)をたどりたくはありませでした。もっともわたしは、彼の死から300年後に生まれたこともあり、ガリレオにはおおいに親近感を抱いています」。
そう述懐しています。
(注1)地動説を唱えたガリレオは第2回異端審問所審査で、ローマ教皇庁検邪聖省から有罪の判決を受け、終身刑を言い渡されている。

ビッグバンは起こるべきして起こった。それは科学的根拠によって説明できる。理論はこうであるなどと科学者であるホーキングがヴァチカンで講演していたとしたら…。
もしかしてホーキングは教皇の不興を買って異端審問所にかけられ、神への冒瀆罪によって火あぶりの刑に処せられたかも知れないのだ。(時代が違うか)

ホーキングが考えるように教皇は、彼の発言を本当に知らなかったのか。
実は知っていた。カチンと来た教皇は、警告の意味で「ビッグバン自体には今後一切触れるな」と命じたのではなだろうか。
そう推理も出来る。またそう考えるが自然だ。
 
ところがである。彼の著書「宇宙の始まりと終わり」を読み進むと

「ビッグバン1秒後の膨張率が数兆分の1小さかったら、宇宙は現在の大きさになる前に再崩壊していたでしょう。反対に、ビッグバン1秒後の膨張率が同じだけ(数兆分の1)大きかったら、宇宙は膨張し今ごろ事実上の空っぽになっていたでしょう。ーー略ーー
宇宙がどうしてこのように(ビッグバンから)始まらなければならなかった理由の説明は、われわれのような生命体の創造を意図した
神の業だと考えるのでもない限り、とても困難になるでしう。」


これには、ビックリ。
科学者であるホーキングは絶妙な膨張率を奇跡的に有するビッグバンは、「神のなせる業だ」と、言っているではないか。

そこで、次のような推理も成り立つ。
実はホーキングはヴァチカンにおいて、案外「ビックバンは神のなせる技だ」などと講演していたのかも知れない。
ホーキングの講演内容を教皇は聞きつけて「そうだ。ホーキングくん。君が悟ったように"ビッグバンは神のみがなせる業"だから、今後あれこれビッグバンについて無駄な研究などしないように」と釘を刺したのではないだろうか。

さて、このほかにもいろいろ推理はあるだろう。
しかし、問題は2点ある。

その1. 
ヴァチカンは再び科学の分野に口出ししているが、果たして許されるものなのか。
あるいは、「ビッグバン自体を突き詰めてはいけない」ということは、単なる教皇の個人的見解だったのか。いや、そうではあるまい。ヴァチカンという世界的に絶大なる権力からの発言である。誰一人聞き流すことは出来ないはずだ。個人的見解ですむことではない。

その2. 
科学者たるホーキングが、宇宙創造を神にゆだねてもよいもだろか。
信仰、神を信じる信じないは個人の自由であることは確かだ。でも、科学者。科学の分野に神を呼び入れるのは、いかがなことか。わたしにはやや釈然としない。

それにしても、ホーキングはヴァチカンで何を語ったのだろうか。ビッグバーンをどのように講演したのだろうか。
科学か、神か。ぜひとも知りたいものだ。

「ホーキング 宇宙の始まりと終わり」を読んで推察しては、いかがでしょうか。


ゴールデン・ウィークが終わったら、お母さん孝行を。

 
5月13日の「母の日」には、美味しいワインを贈りましょう。

               ●           


中国共産党、1党独裁の崩壊が見えてきたか…?

2012-05-03 16:24:47 | 

薄煕来の事件 (最近はTVなどでも仰天ニュースとして伝えているので、ご存知ですね、その顛末)。
いらい、私は中国情報に目を離せなくなっていました。

そうして、今朝、北京情報筋からの未確認情報としながらも「大紀元」(ニューヨークで中国共産党の言論統制を打破するために設立された華僑系の報道機関)が伝えているのが

「民主化への準備を進める(中国共産党)指導部」である。
本当だとしたなら、今世紀を代表するビックニュースに数えられるだろう。何たって中国共産党が自ら「一党独裁を止める!!」というだから。
以下その引用です。お読み下さい


北京の情報筋によると、中央政治局常務委員会は中国の民主化に向けて、一党独裁の終息を含む4つの重要事項について合意し、今秋に予定されている第18回党大会で公表するという。

 4つの重要事項とは、▼各政党、団体の代表をメンバーとする新憲法制定委員会を立ち上げ、国民の結社、結党の自由が保障される新憲法の制定に着手する

 ▼執政党としての中国共産党の役割が終了することを宣言する。党員の再登録を行い、入退党は自由なものとする▼「六四天安門事件」、法輪功、そして中国の民主化のために尽力した団体、個人、迫害で亡くなった方の名誉を回復し、損害賠償を支払う▼軍を国家のものとするなどである。

 時期を考慮すると、最高指導部が社会の反応を試すために流された情報という可能性も考えられる。

 同情報は未確認ではあるが、上層部の一部の間で伝わっているという。

さて、どう思われますか。皆さん。
虐殺、暴力、汚職、縁故政治、臓器狩り…。
それらの全ては一党独裁の暗闇から沸き上がってくる。醜悪なドブ沼のメタンガスのようにである。

「中華人民共和国始まって以来の最大の政治スキャンダル」(遠藤誉さん)である薄煕来事件。これによって民主化への導火線に一気に火が付いた。
もはや中共はこれまでの体制は維持できなくなり、大きく変わらざるを得ないだろうという。そのような論評は海外の有力メディアにおいても多数登場しています。

スキャンダラスな事件の真相と源流を、そして中共の闇の暗部をのぞき見るには、彼女(遠藤誉さんは女性)の書いた「チャイナ・ナイン」が、懇切丁寧でタイムリー。一等面白かった。興味のある方はどうぞ。




ゴールデン・ウィークが終わったら、お母さん孝行を。

 
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               ●           


ああ、中国は、もの凄い。びっくり。

2012-04-22 13:16:02 | 
桜も終わった。

最近、ネット検索に凝っている。
キーワードは「薄 熙来」(はくきらい、ポーシーライ)。元重慶市書記、県知事ほどの重大な役職にあり、「重慶事件」を引き起こした人物である。
これに関しては日経ビジネスオンラインの遠藤誉さんの記事が、飛び抜けておもしろい。

重慶市公安局長、重慶市副市長・政法委委員を兼務していた「王 立軍」(おうりつぐん、ワンリージュン)が、事もあろうに四川省の米国大使館に保護を求めて駆け込んだという仰天事件に端を発して、中国の次期最高指導者に予定されている「習 近平」(しゅう きんぺい、シー・ジンピン)を軍事クーデターによって引きずり降ろすことを「薄 熙来」が画策していたことが判明した。
さあ、そこから重慶事件の始まり。てんやわんや、上へ下への大騒ぎ。

「薄 熙来」から命をねらわれている恐怖を覚え「王 立軍」は米国大使館に亡命。
その時クーデターの証拠を洗いざらい持って入ったのである。彼が集めた汚職、虐殺、臓器売買、殺人の記録、盗聴記録などの証拠品とともに、いまや共産党本部にとらわれの身である。

痴情のもつれか金銭のトラブルか、イギリス人ニール・ヘイウッド氏殺害の容疑で薄熙来の妻、谷開来(グー・カイライ)逮捕された。
彼女は死刑を逃れるために、夫たちが極秘で企んでいた政権転覆クーデターの謀略を洗いざらい白状したという情報もある。

さらに事件には、中国共産党政治局常務委員の周永康(しゅう えいこう、ヂョウ・ヨンカン)が絡んでいることも判明した。現在、中共ナンバー9位、公安担当のトップという超大物権力者である。

そして、最大の黒幕として、中共トップの胡 錦濤(こきんとう、フージンタオ)国家主席と温家宝(おん かほう、ウェン・チアパオ)首相の怨念のライバルである元中国の最高指導者である江沢民(こう たくみん、チアン・ツォーミン)にドーンと行き当たるのである。登場人物に不足はない。

しかし、どうもこれは中国共産党の体質であり、病と言ったところが本質ではなかろうか。バカは死ななきゃ直らない。もっとも死でも直らない場合もあるけれど…。


チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち

「中華人民共和国始まって以来の最大の政治スキャンダル事件」と遠藤誉さん。
事件の真相と源流を、そして中共の闇の暗部をのぞき見るには、彼女(遠藤誉さんは女性)の書いた「チャイナ・ナイン」をご一読することをおすすめしたい。


中国共産党最大の政治スキャンダル

2012-04-21 15:11:56 | 
桜も終わった。

最近、ネット検索に凝っている。
キーワードは「薄 熙来」(はくきらい、ポーシーライ)。元重慶市書記、県知事ほどの重大な役職にあり、「重慶事件」を引き起こした人物である。
これに関しては日経ビジネスオンラインの遠藤誉さんの記事が、飛び抜けておもしろい。

重慶市公安局長、重慶市副市長・政法委委員を兼務していた「王 立軍」(おうりつぐん、ワンリージュン)が、事もあろうに四川省の米国大使館に保護を求めて駆け込んだという仰天事件に端を発して、中国の次期最高指導者に予定されている「習 近平」(しゅう きんぺい、シー・ジンピン)を軍事クーデターによって引きずり降ろすことを「薄 熙来」が画策していたことが判明した。
さあ、そこから重慶事件の始まり。てんやわんや、上へ下への大騒ぎ。

「薄 熙来」から命をねらわれている恐怖を覚え「王 立軍」は米国大使館に亡命。
その時クーデターの証拠を洗いざらい持って入ったのである。彼が集めた汚職、虐殺、臓器売買、殺人の記録、盗聴記録などの証拠品とともに、いまや共産党本部にとらわれの身である。

痴情のもつれか金銭のトラブルか、イギリス人ニール・ヘイウッド氏殺害の容疑で薄熙来の妻、谷開来(グー・カイライ)逮捕された。
彼女は死刑を逃れるために、夫たちが極秘で企んでいた政権転覆クーデターの謀略を洗いざらい白状したという情報もある。

さらに事件には、中国共産党政治局常務委員の周永康(しゅう えいこう、ヂョウ・ヨンカン)が絡んでいることも判明した。現在、中共ナンバー9位、公安担当のトップという超大物権力者である。

そして、最大の黒幕として、中共トップの胡 錦濤(こきんとう、フージンタオ)国家主席と温家宝(おん かほう、ウェン・チアパオ)首相の怨念のライバルである元中国の最高指導者である江沢民(こう たくみん、チアン・ツォーミン)にドーンと行き当たるのである。登場人物に不足はない。

しかし、どうもこれは中国共産党の体質であり、病と言ったところが本質ではなかろうか。バカは死ななきゃ直らない。もっとも死でも直らない場合もあるけれど…。


チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち

「中華人民共和国始まって以来の最大の政治スキャンダル事件」と遠藤誉さん。
事件の真相と源流を、そして中共の闇の暗部をのぞき見るには、彼女(遠藤誉さんは女性)の書いた「チャイナ・ナイン」をご一読することをおすすめしたい。


つまらん。告白でも何でもない。

2009-07-31 11:24:39 | 
告白
湊 かなえ
双葉社

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湊かなえさんの「告白」を読んだ。ベストセラーになっているようだ。
普段は、ベストセラーなんかには背を向けているのだが、
書店の人が進めるトップとか言うので手にしてみた。
はっきり言って、何なのだと放り投げたくなった。
いや、実際に途中でばかばかしくなり、ギブアップし。
まさに、放り投げた。

幼稚ぽい。少女趣味の長電話だ。
推理小説の部類に属するのだろうが、
あんな「へ」のつっかえ棒にもならん謎を、持ち上げるのは止めてくれ。
書店さんよ。もっと本を読んで勉強してこい。

一体全体、なにをコクハクするんかいな。
何を言いたくてこの小説を書いたのか、まったくわからん。
「小説か。書きたいテーマ、言いたい主張がない。」
と言っている友人がいる。
なのにこの人は、だらだら書いている。
(ある意味、これも才能か。)
少なくとも、おもしろくなくて、途中でぶん投げた私にはそう思われる。

じゃ、テーマのあるってどんな小説か。
あまたあるじゃないか。

最近では、
白石一文氏の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」が、よかった。

かなえさんは、僕の趣味ではなかった。
なんか、最近の小説は、薄ペラじゃないか。
携帯電話のおしゃべりのように。



ロバート・パーカーが選ぶ[最新版]世界の極上ワイン

2008-05-01 14:36:48 | 
さてさて、偉大なる美味しいワインとは、どんなワインだろうか。
かのワインの帝王ロバート・パーカーさんは、
次のような能力を有しているワインであること、と申しております。
             
1.舌と知性の両方を楽しませる能力。
2.飲む人の関心を引きつけて放さない能力。
3.重たくなってしまうことなく、強烈なアロマと風味をもたらす能力。
4.一口ごとにおいしくなっていく能力。
5.年月とともに良くなっていく能力。
6.唯一無二の個性を見せる能力。
7.産地を反映させる能力。
「ロバート・パーカーが選ぶ 世界の極上ワイン」(河出書房新社発行)より引用
             
ロバート・パーカーが選ぶ[最新版]世界の極上ワイン
]
ロバート・M・パーカーjr.

河出書房新社


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このように7つのパワーを列挙している。
理解できるものもあるが、いまひとつピーンとこないものもある。
そうして最後に挙げるのは、
8.生産者の情熱とこだわり。
うーん。さすがパーカーさん。こうきたか。
これはうなずける。確かにそう思う。
             
数多くのワイナリーを見て、数多くの生産者に会ってきた末の結論。
「美味しいワインは、生産者の情熱とこだわりがなくては生まれない。」
で、彼は最後に言う。偉大なるワインの見つけ方。
「飲んで、楽しむ価値のあるワインをつくる生産者を識別し、発見することだ!」
             
そうです。そうです。まさにそうです。
あなたに代わって、「情熱とこだわり」ワイナリーから
偉大なワインのみを選りすぐってきたお店が、
なら、「ワインメッセージ」です。
只今30%offの「Red Sale」キャンペーン実施中。9.お求めやすいこと。これ、ワインメッセージの鉄則。明日中のご注文なら、連休に間に合います。





             

だまされた。ああ、だまされた。

2008-03-31 11:51:43 | 
さて、「水からの伝言」。ご存じですか。

水を入れたふたつのビン。
ひとつには「ありがとう」、他には「ばかやろう」と書いた紙をはり、
それぞれの水から氷の結晶をつくる。
すると、「ありがとう」の結晶はきれいにでき、
「ばかやろう」からは不揃いの結晶ができる。というアレです。

信じましたね。なんと、心が温まる、いい話じゃないですか。
結晶の証拠写真もついてましたから、
ワイフなんか、大感激。本も数冊買いました。

で、先日、
松永和紀(まつなが わき)著「メディア・バイアス」に出会いました。
「しかし科学的に見れば、この説(「水からの伝言」)根拠はありません。
空気中に含まれる水分子の数や温度などによって、
たまたまきれいな結晶になることもあり、そうでない場合もあるというだけのと」
彼女はそう述べています。
「ただのオカルトでしかない」そう断じている水の専門家もいるとのこと。
      
メディア・バイアス
あやしい健康情報とニセ科学
(光文社新書 (298))

松永 和紀
光文社

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やはりそうか、そうだろうな。半信半疑だっただけに、松永さんにソク納得。
なんか、ロマンチックな夢がひとつ破れた。
サンタクロースを否定された子供のような心境です。
欺されたわけだが、その間、なんか、楽しかった。

といって、根拠のないことを信じさせ、悪用されてはかなわない。
この本の副題が、「あやしい健康情報とニセ科学」とある。
「ぴーかんバディ!」「発掘!あるある大辞典」捏造事件から始まって、
テレビ・新聞・雑誌のメディアによる情報のゆがみを
具体的に取り上げ、警告をならしています。

健康に関心のある方、添加物に関心のある方、
そして、マスコミ情報を信じやすいあなた。
いかにそれがでたらめで、マコトひややかであるか、
ご注意! ご注意! ぜひ、ぜひ、ご一読下さい。