肝炎Sabavian:風になる日記

《優 し く 吹 く 風 に な る》
やさしく吹く、そよ風のような人になるために・・

C型肝炎パパ・同じ穴のムジナ

2009年05月17日 | Weblog
入院中、こんな人がいました。

同じ病気の方で、自分は不幸のどん底にいると思っている。

同様の病気で入院している人に、自分がいかに不幸かを話し、あなたも同じだよ、

自分より若い分残念だよねぇ、と語る人でした。


それはその人がどん底から這い上がるための方法なのだろうと考えていましたが、

若い時分の事なのでとても嫌悪感がありましたね。


苦しい治療を耐え、先が見えない不安と闘っている人に向けて発する言葉ではあり

ませんよね。どん底かどうかなんて、自分で決めたいもん。

これは同じ穴のムジナという感覚です。

私が一番嫌いな感覚です。

自分がそうだから他人もそうだ、という幼稚な感覚です。



現実を知るってことは大切で、経験者の体験は耳を傾けるに

値するものだと思います。

がしかし、それは自分で体験して得るもの。

自分で経験するからこそ大切なんです。

決して人に語られて理解するものじゃない。人それぞれの感覚を尊重し、その感覚

がどうであろうが応援する。

これがそう、同じ釜のメシを食った仲、というやつ。

同じ穴のなんとやらと、始まる言葉は同じでも雲泥の差があります。

私はよく勘違いをしますが、ここだけは間違えないようにしないと。

人としての品位が問われるよね。