サバ奈子

むかし猫ブログ、いま趣味ブログ

江別市 野外彫刻 その19

2021-10-11 05:36:39 | 野外彫刻

江別市 四季のみち 秋のゾーンに隣接する江別蔦屋書店に戻ってきました。

蔦屋書店でトイレを借りようとしたら、2階だったので、階段を登ると

階段の上部にある造形物に気がつく。

たまたまトイレに寄っただけで、トイレが2階にあったから登っただけで、
蔦屋書店の駐車場も四季のみちの中間点だったから利用させてもらっただけで、
事前リサーチにもなかった彫刻なので、発見できたのはとても運が良かったです。

銘板がありました。
EXPANDING
川上りえ

【EXPANDING】
 川上りえ

〔作者コメント〕
 私は、ビルや鉄橋、鋳物ストーブ、缶や釘など、町の中で見かける鉄たちの
表情に、いつも魅せられます。使い込んだ部分や摩擦で塗装がはげて見える鉄
さびの表情も美しいと感じます。そしてなによりも、大地に放置されて沈黙を
保ち続け錆びていく鉄の表情が大好きです。それはやがて朽ちて土に戻ってい
くのだという運命を素直に受け入れる穏やかな無の心境になります。なぜこれ
らに魅力を感じるのか、自分自身に問いかけながら、私は鉄と本格的作家活動
の関係が始まりました。

大学時代、鍛金という技法を学びました。溶断、溶接、切削、熱間鍛造など、
道具や機械を使って金属素材を加工する技術です。作業では、溶接面ごしに鉄
が1400度を超えて真っ赤に溶ける様子も観ることができます。そのとき、地球
の中心にある高温のマグマは、こんな風なのだろうなあと見入っておりました。
溶けているその状態はなんだか有機的で、鉄はただ固く重く冷たいだけではな
い、多様な表情をもっているのだと実感したのでした。

鉄について調べていくと大きく二つの側面が見えてきます。一つは宇宙生成か
ら生物の生命維持に関わる元素としての鉄〔Fe〕。そしてもう一つは我々人間
の手によって加工され、文明発展の要となってきた鉄〔鋼〕です。時間、空間
ともにミクロからマクロの領域に渉って鉄は存在し続けています。鉄の表情に
は、そうした雄大な時空間を感じさせる力があり、私が最も大切にしたい感性
がそこにあります。私が関わることが出来るのは、物質としての鉄に起こる具
体的な現象ですが、その背景にあることを介して、等身大から少し飛躍した視
点を持ちながら美術を行っていきたいと思います。

江別蔦屋書店「知」の棟
江別市牧場町14番地の1  

場所を移動します。

江別市コミュニティセンター/江別市中央公民館です。

敷地内に彫刻があります。

風と翼
1989年
國松明日香 作

何かおかしいと思ったら、北海道デジタル彫刻美術館 彫刻検索 江別市で
検索すると、

國松明日香の「春風の道」と「風と翼」の設置場所が反対になっているのだな。

江別市コミュニティセンター
江別市3条5丁目11-1


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