猫むっちゃんと私

捨て猫むっちゃんが09年4月8日に産んだ7匹の子猫の里親探しで始めたブログですが、、

雑感

2009年10月02日 | 猫たち
最近色々なブログで犬猫の店頭販売の問題点が指摘されていました。
 ショーウィンドウの中の子犬や仔猫を見るのが楽しみで
これまでは何も考えていなかったのですが、
 展示されている仔たちのことを考えると、あまりに早く親兄弟から離すことは
良くないし、展示される環境も考え直す必要性を感じるようになりました。
 早急な法整備が整えばいいなと思います。

 又、この子達の親のことを考えると、環境など劣悪な状態に置いている悪質な業者もあるらしく、
それは動物虐待という犯罪に値すると思います。
 厳密な監視と厳罰化が必要だと思います。

 そして心が痛むのは、野良猫のことです。
自由で野性味があり好きな方もいると思いますが、
やはり猫(犬も)は、人に愛されて人と一緒に暮らしていくべきだと思います。
 これから寒くなり猫にはつらい季節も来ます。
お腹がすくこと、色々な病気、寒さや寄生虫ダニノミの不快さ、、
 人間の努力で、そういう思いをする猫たちは確実に減らすことが出来ます。

 雌猫が1匹いると、必ず仔猫を複数産んで、増えていきます。
どうして行政は産む前に捕獲して、避妊させることをしないのでしょう。
 野良猫が増えれば、困るのは分かりきっているのに。。
 猫を大切に可哀想に思う人たちが、走り回り捕獲して自腹を切って手術を受けさせ、
家猫になれそうな子は里親を探すという仕事をしておられます。
 これは地域のために役に立つ立派な仕事だと思います。
でも個人の力には限りがあります。これは行政がするべき仕事です。
 猫たちに優しく詳しい、ボランティアの方たちに補助を出す、または委託する、
そういう予算を組むのは、そんなに難しいことではないでしょう。
 予算を使い切るのに四苦八苦されているようですから。



今年の初めにこのきれいな人懐こい猫に出会いました。
出かける時、帰って来た時、どこからか現れて自転車置き場の低い塀の上にピョンと飛び乗って、
 切ない目をして私を見つめていました。
 「押しかけ飼い猫」というふうに、彼女は私の家の子になりました。
ノーテンキな私は、身ごもっていたむっちゃんの仔猫たちを水に流すという方法を取れませんでした。
 彼女を幸せにしたいという気持ち、むっちゃんしか見えていなかったのです。
結果的には仔猫たちは良き里親様たちが引き取ってくださり、
私の元にはかけがえのないピノが与えられ、ありがたいことでしたが、
 野良猫を保護する時には、異例なことだったのだと後からしみじみ考え反省しました。

それでも猫が恐かった私に、猫の愛らしさ、心持の可愛さを教えてくれるピノは、
 むっちゃんが与えてくれた賜物です。

 私なりに出来ること、考えています。
 「動物愛護」という言葉は、関係のない気恥ずかしいものから、
今は到達すべき、まだ得られていない大切な錦の御旗、だと思うようになりました。

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8 コメント

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Unknown (ルコママ)
2009-10-04 23:54:49
nocoさま
ほんと、そうですよね。
犬や猫は人の優しさを映す鏡のようです。
 ジュルちゃんのブログのコメントに書かれていたのですが
京都市では、来年度から野良猫の避妊去勢は無料にするそうです。
 2018年度の犬猫の殺処分数を07年度の6割に減らす目標を掲げ、その具体策だそうです。
 費用以外の所はボランティア頼みなのかもしれませんが、それでもとても良い政策だと思いました。
 どの市も見習ってほしいものですね。
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Unknown (noco)
2009-10-03 23:22:18
最近ニュースを見ていても
何かを立ち上げたり訴えたりしてるのは、政治家や大企業だけでなく
一般市民の方が、その事柄について
知ってしまったから、関わってしまったからには何かしなければって
動いていらっしゃるんだなって思うようになりました。
ルコママさんや、ここに集う私たちは猫飼いだったり猫好きだったりなので
やはりその猫たちが辛い思いをしない世の中に変えていきたいですね。
それはきっと、人間にとっても生きやすい世の中になると思うのです。
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Unknown (ルコママ)
2009-10-03 17:00:55
ラムキルホーのおかんさま
 私の嬉しく可笑しいツボを押してくださってありがとうございます。
 むっちゃんはこの写真よりは、もう少し色合いが薄くて穏やかな顔をしている時はほんとに可愛いんですが、たいていは目をキリリとさせて怒っているみたいです~
 ピノは怒っているみたいな顔ですがいつも機嫌が良いのです。

 おかんさまはよく、キルシュちゃんとホーリーちゃんまで保護されたなぁ~と
 驚き感心しています。
きっとお子様はおかんさまの優しさを受け継いだ優しい男の子に育つと思います。
 優しい人が世の中に増えれば、少しは状況も変わるでしょうね!
 カンパ署名文章などなど、、できることから私もやって行こうと思います。
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Unknown (ルコママ)
2009-10-03 16:48:21
シロネコさま
おっしゃるように、彼らをペットとして人のそばで生きるようにしたのは、人間ですよね。
 彼らにずっと癒され助けられてきたのは、人の方なのに、、
 本当に人には責任がありますよね。。
 
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Unknown (ルコママ)
2009-10-03 16:40:29
クーとココのおやじさま
1日のブログ拝見して、お見舞いを書きたかったのですが、
どうも父親の病気に思いが至り、差し出がましいことを書いてしまいそうだったので、
 遠慮していて失礼しました。
父は頑健な体の持ち主だったのですが、長年の喫煙から肺がんになり、それが脳にまで転移していていて、、
 あ、でも今は落ち着いていて自宅療養中ですので御安心ください(^.^)
 おやじさまの描かれるクーちゃんとココちゃんはほんとに可愛くて面白いです。
 クーちゃんはおやじさまのおうちに迎えられなければ、どうなっていただろう、、と思うと、
クーちゃん良かったね、おやじさま、奥様ありがとうございますと、私までが思ってしまいます。
 おやじさまがいつも慈愛を込めて書かれているように、不幸な犬猫が1匹でも減っていけばいいですね。 
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Unknown (ラムキルホーのおかん)
2009-10-03 05:35:37
むっちゃんは相変わらず綺麗な美猫さんですね。
ピノちゃんはお父さんに似たのかしら…

TVの特集が大反響みたいですね。
私は見ていなかったのですが、捨て犬猫のひっきりなしの里親募集を見る度に動物には生きにくい世界なんだなと実感します。

動物を家に閉じ込めて幸せかどうか人間が議論するのはおこがましいと思うのですが、そうしなければ生きていけないような環境を作ってしまったのは人間なんですよね。

私には大層なことはできませんが、縁あってうちに来た二匹のニャンコを最期の時まで愛して育てていくことだけはできます。

目を細めて頭や喉をなでられているニャンコ達を見ていると、どうしてこの子らを捨てられるのか不思議でなりません。

家族としてなくてはならない存在という扱いと認識が広まればいいのですが。
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(;_;) (シロネコ)
2009-10-03 02:00:54
読んでいて涙が出ました(;_;)。前にも書いたかもしれませんが、猫、犬をペットとして今の形に変えたのは人間です。野生や野良で生きていける種ではないのです。人間は猫や犬に責任があると思っています。
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共感 (クーとココのおやじ)
2009-10-03 01:01:16
貴女様は自然体でむっちゃんを家ネコとし、出産を見守り、仔猫の里親を探し、一番ひ弱なピノ君を残した。自然に身体が動いたのでしょう。理屈ではなく。個人個人の力は小さい。その小さい力の積重ねは大きな力となる。
猫や犬にとって野良生活は正常な姿ではない。人と家族として暮らすのが正常な生き方だと思います。
一昨日の深夜、僕と家内が病院から帰って来ると2ニャンは足音で分かり、揃って玄関で出迎え、甘えて来た。人間語は話せぬが、僕の苦しがる様子を見ていて、心配したのだろう。これが家族だ。
情報過多の世にあって、未だに仔猫を躊躇なく捨てる人がいる。我々ニャンコブログ寄稿者は、折にふれ命の大切さ、猫の可愛らしさを発信し続けようではないか。
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