復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

群落のクマガイソウ

2008年05月12日 22時19分26秒 | 四季(春)
杉林など樹林帯の中を好み、集団を作って生育する
クマガイソウ。
けっこう貴重で絶滅が心配される山野草です。
貴重価値が高いため、育成が難しいのに栽培や販売目的の乱獲、
盗掘が多くそのうち生息地から絶滅しないか心配されています。

これくらい自然に群生している場所は珍しいというか、自分的には
これ以上の大集団は他には知りません。




花の形を見ても解るように、ラン科の植物です。
花の大きさは8cm位とけっこう大きくて、日本の野生らんの
中では一番大きいと言われています。
傘でも被っているような形が面白い。


名前のクマガイソウは平家物語に由来していて、熊谷直実(なおざね)が
背負った弓矢除けの母衣に花が似ていることかららしい。











自生地は福島の松川町水原地内の山林内。
有難いことに、地元の自然を守る会が保護活動をしていて、
クマガイソウの里として整備開放しています。
今の時期はその他にも色んな山野草を鑑賞することができます。


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