それにしても 格調高い帯留めと なんとも粋な帯締めです。 さぞや、高貴な方の お持ち物だったのでしょう。 銀座5丁目あたりにあった 老舗 『白牡丹本店』 の特注品に間違いないと思います。
- 「ここ 粒金ですか?」
- 粒金に見えますが 技法的にはまるで違うそうです。
まわりから掘り込んでいって 丸く創り出しているそうです。 その内側の細い柵も 糸鋸を使い 緻密で高度な技が駆使されています。 このような仕事が出来る職人は、 現代にはいないそうです。
- さすがの TEZUCAも 匠の技に 脱帽 、 これを保存しようと購入したそうです。
『白牡丹本店』 の逸品が、 TEZUCAに渡りました。 その価値のわからない人によって 安易な リフォームにかけられなかったことを ラッキーに思います。
- 「今に 皇族の帯留めを 創れる日本人がいなくなる。」
- TEZUCAが 危惧しています。
『ほんの暇つぶし』 といいながら この帯留めの職人魂に 感化され 何かが出来上がってくる気がします。