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『 粒金ホワイティー by jewelwhity 』 店長ブログ

私の宝物 『 先人からのプレゼント 』

2012年10月24日 | TEZUCA粒金技法作品の紹介

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『 お正月に 着物を着る 』 と 一念発起。   

ひとたび 着物タンスの扉を開けたら・・・・  

日本の伝統美の世界に どっぷりとはまってしまいました。 

( 陰干ししながら あれやこれやと夢中になってしまい、 挙句 ブログの更新がおろそかになってしまった次第です 言い訳です。 )

その中から 私が所有する 唯一の TEZUCA作の和物 『 翡翠のかんざし 』 の写真を撮りました。  

カービング翡翠の帯留め を持ち込み かんざしにリフォームしてもらいました。  デザイン構想から作りまで  すべてTEZUCAの お仕事です。

PT900  ダイヤモンドと翡翠のビーズをべっ甲に差し   斬新で美しいかんざしに仕上がっています。   

Photo
帯留めは 祖母の実姉(明治17年生まれ)の持ち物だったもの。 

もうひとつ 真珠の帯留めと一緒に 小さい頃より古物が好きだった私へ ” 由美ちゃんへ贈与する ” とメモ書きが添えられていました。  

当時のわたしは 16歳くらい。  たぶんその時には たいした喜びはなかったのではないかと思います。 

 

Photo_2
そして このプレゼントの希少性を理解できたのは ずっとずっと後のこと。  

このかんざしへのリフォームが完成した 数年前よりも  さらに今の方が プレゼントしてくださった先人への感謝の気持ちが増しています。

大切にしています。 

ジュエリー や 着物   

大切にしていた宝物が 代々ゆかりのある人に 引き継がれてゆくことに 女性ならではの 『 文化の継承 』 を感じます。  素敵な習慣だと思います。  

私も そろそろ身辺整理をして・・・・ などと考えるのには まだ チョット早いかな?

もうひとつのプレゼント 華奢で繊細な 『 真珠の帯どめ 』 も 美しいので写真に収めました。  追って 明日アップいたします。

日本の和の伝統は 日本の女性が 美意識を高く持って守らなくては。  

ご一緒にお正月に着物を楽しみませんか?  2013年1月4日 わたしはこのかんざしを挿します。 

 

片口 由美