ムクロジ科(Sapindaceae); カエデ属(Acer); オオイタヤメイゲツ(Acer shirasawanum)
学名: Acer shirasawanum
和名: オオイタヤメイゲツ(大板屋名月)
いつも練習している花巻広域公園の4番コート脇に形の良いカエデが生えていていつも目を楽しませてくれる。春には薄緑色の葉を出し、同時に薄い赤色の花を咲かせる。秋にはきれいに紅葉する。何というカエデなのか調べてみた。ハウチワカエデ、コハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツの3つが候補に上がったが、葉の大きさと葉柄に毛が生えていないことからオオイタヤメイゲツと考えられた。しかし、図鑑には福島県以西に分布すると書かれている。また、岩手レッドデーブックweb版には「大船渡市、花巻市、奥州市に生育するというが、再調査の必要がある。」と書かれていた。テニスコート脇のカエデは映えている様子から、どう見ても人工的に植えたものでは無く、自然に生えたものと考えられるので、もし、これが本当にオオイタヤメイゲツならば貴重な観察結果ということになるとおもう。
春には青々と茂る。(花巻市金矢、2015年5月5日)
春には青々と茂る。(花巻市金矢、2015年5月5日)
ピンク色の花が咲いている。実もなり始めている。(同上)
花を更に拡大。(同上)
葉柄には毛が生えていない。(同上)
きれいに紅葉したテニスコート脇に生えているオオイタヤメイゲツ。形が良くいつも目を楽しませてくれる。(同上、2014年10月13日)
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