イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

常緑広葉樹なのに寒冷地にも分布する シャクナゲ

2022-10-06 21:47:29 | 趣味・特技
ツツジ科 (Ericaceae); ツツジ属 (Rhododendron); シャクナゲ亜属(Hymenanthes (Blume) K.Koch)
; 無鱗片シャクナゲ節; 種(約140種)


「ツツジ科ツツジ属 (Rhododendron) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。」とWikipediaの始めに記載されている。さて、この無鱗片という言葉がよく分からない。色々と調べてみたが専門用語らしく結局分からずじまいだった。ご存じの方がいたら教えて欲しい。
 分類の項目から分かるように、シャクナゲという言葉は種を指すのでは無く分類項目で言えば節に当たる言葉であり、この中に約140種もの種類が含まれるという。日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているが、その多くは変種であり、種のレベルでは4種または6種に集約されるという(Wikipedia)。
 常緑広葉樹であるにもかかわらず、寒冷地にも生育可能であり、シベリア、カムチャッカ、千島列島を始め北海道や本州の高山、亜高山帯に生育する種類も多いという。独自の越冬方法、能力を持っているのだと思う。そういえば、かなり以前にブータンに行ってきた人から聞いた話で、ブータンにはきれいな花を咲かせるシャクナゲの大きな木がたくさん生えているのだそうだ。ブータンもヒマラヤなのでかなり寒いところだ。
 花は白や赤系統のきれいな花が多い。葉には呼吸困難、吐き気、下痢をもたらす毒があるという。
 果実は蒴果であり、中に多数の種子を含む。


せせらぎ公園に咲くシャクナゲ、ピンクや赤い縁取りの花がきれいに咲いていた。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2020年5月6日)










シャクナゲの果実。蒴果であり、成熟すると乾燥して開裂して種を飛ばす。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2014年10月18日)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿