イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

地平線近くに水平に現れる虹 還水平アーク

2015-08-04 18:23:14 | 趣味・特技
 8月3日自然休養村でテニスをしていたら、水平方向に虹のようなものが見えた。内暈(22°ハロ)も出ていたので、これはひょっとすると外暈(46°ハロ)かなと思ったが、どうみても太陽を取り巻くような形では無く、水平に伸びている。調べた結果還水平アークという現象だと分かった。
 季節は4月初旬から9月はじめにかけて見られ、太陽高度が68°前後になったとき太陽の方角に向かって太陽と地平線の間の地上に近い側で、太陽から45~58度程度離れた位置ところに見える。太陽に近い側が赤、遠い側が青・紫に見える。この現象は空中に浮かぶ6角柱の氷晶の6角面が水平となって浮かび、四角面の側面から入った光が屈折して下方の6角面から出て行くときに90°角のプリズム効果により分光することにより発生する現象であるという。
 この日は非常に暑かったが、東北北部から北海道にかけて冷たい空気が入っており、不安定な気象条件だった。観察した時間は11時頃だった。まれな気象現象で巡り会えてラッキーだった。


自然休養村でテニスをしていて11時頃水平方向に還水平アークを見つけた。太陽の周りにははっきりしないが内暈(22°ハロ)も見えた。(花巻市湯口自然休養村、2015年8月2日)


同上



還水平アークをアップ。(同上)



太陽の上の方を見ると内暈(22°ハロ)もはっきりと確認できた。