イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

逃げ足が遅いが強烈な毒を持ち危険 マムシ その2

2015-08-03 17:21:00 | 趣味・特技
クサリヘビ科(Viperidae); マムシ亜科(Crotalinae); マムシ属(Gloydius); ニホンマムシ(G. blomhoffii)
学名: Gloydius blomhoffii
和名: ニホンマムシ(日本蝮)
英名: Japanese copperhead, Mamushi pit-viper, Nihon-mamushi


 マムシについては既に「マムシの解体ショー」で報告済みなのでそちらの方も参照して欲しい。そこではマムシ解体の一部始終を写真で掲載している。
 さて、7月30日かんかんでりで暑い日だった。朕は我が后とともに広域公園でテニスを楽しんでいた。テニスコートは山の斜面に2面づつ2mほどの段差を設けて階段状に作られており、その段差部分はコンクリートの壁で仕切られている。その仕切りには排水用の穴が開けてある。テニスの途中で后がその穴の中にマムシを発見した。ここ3年ほどでマムシを見つけたのは4回目になる。本当にマムシの良く出るテニスコートだ。
 早速管理事務所に連絡すると職員3名がすぐにやってきた。しかし、今回やってきた人たちはあまりマムシを捕った経験が無いらしく、高枝切りばさみを持ってきて捕まえようとしたが、マムシは穴の中深くに逃げ込んでしまった。後で聞いたところ、このマムシは結局見つからず逃げられてしまったようだ。
 咬傷による死亡率は高くないが、年間約3,000人が被害を受け、死者は5 - 10名程度という(ウィキペディア)。これだけの被害があるというのはやはりかなり危険な蛇である。マムシは何故か動きが鈍く、人が近寄ってもすぐに逃げようとしないことが多い。以前ここで出会ったときは、植え込みの中にマムシがいて、朕が危うく踏みつけそうになったのを我が后が教えてくれてそれと気づいたことがある。シマヘビのように、すぐに逃げない場合があるので、こちらの方で注意してやる必要があるのだ。幸いまだ、マムシにかまれたという話は聞かないが、ここでテニスをする人は十分に注意した方が良いと思う。


排水口の中にマムシがいた。よく見ると頭も見えてこちらを見ている。(花巻市金矢広域公園、2015年7月30日)



同上。高枝切りばさみで捕まえようとしたが、逃げられてしまった。(同上)