良平通信 <GOOD FLAT COMMUNICATION>

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気まぐれ映画評。

2010-03-22 23:42:06 | papercut art(切り絵)
アメリカに行ってる間に何本か映画を観ましたので、その感想など。

「アバター」

最低ですな。
観たけりゃ観ればいいけど、オススメはしません。
何故ならつまらないから。
非常にアメリカ的な、ドイヒーなお話です。
3DのCGは、ま、予想通り、スゴイ。
スゴイけど一度観れば飽きる。
ってか観てる途中で飽きる。
予想通りスゴイって事は、予想以上ではないってことです。
スゴイんでしょと聞かされて、観たらやっぱりスゴイものを造るってのは大変。
でもね「別に」ですよ。
10年たてば笑止。
「タイタニック」観た?
それだけ金あって、ハリウッドの技術があれば今の時代あれくらい出来るんでしょと、
思わざるを得ない。技術者さんたちには悪い気がちょっとするけど。
ジェームズ・キャメロンがなんぼのもんじゃ焼き。
脚本まで自分で書いちゃったとこが大失敗でござんすよ。
なんじゃ、ありゃ。
時代は1980年代か?って感じの古臭いキメ台詞の乱用。
映画を通して伝わってくるキャメロンの尊大な態度がホントにムカつく。


「シャッターアイランド」

もうそろそろ公開ね。
でも、全然面白くないよ。
観なくていいよ。
残念だよ。
スコセッシにもう一度期待したのだが、ざーんねん。
ディカプリオはいつでも頑張っている気がする。
アイツは本当、声で損してると思う。
顔はどんどんオッサンになってるのに、
高音の少年のような声は変わらないので、なんか違和感がある。


「ウルフマン」

ベニシオ・デル・トロの狼男。
結構、おもろい。
真っ直ぐにお話が進む、正攻法の演出はオイラは買うよ。
「ジョジョの奇妙な冒険」の第一部が好きな人は是非観るといい。
無い話だが、もし第一部が実写化されるとすればこの感じがイメージに近い。
ディオが人間を超越して大暴れするところなど、かなり重なる。
結構、血まみれだし。
自分で脳内変換してジョジョの世界を妄想するといい。
惜しむらくはデル・トロが爆発してないところだな。
演技抑えすぎ。
あと、アンソニー・ホプキンスとデル・トロが親子っちゅう設定ってのはどう見ても無理がある。

本筋とズレるけど、

オイラはいつもジョジョの世界が実写化されるとしたらというのを考える。

キャラを誰が演じるかというよりも、
荒木飛呂彦の世界を今のハリウッド並の技術で映像化したら、
どうなるかというのに興味がある。

でも、あの原作を映画化するのは無理、無理、無理りりりりぃぃいい!なので、
いろんな映画のCGを自分の中に取り入れて、夢想するのが楽しい。

何年か前、「デイ・アフター・トゥモロー」って世紀末映画があったが、
あの、海が超低温でビキビキビキッて凍りつくシーンはギアッチョを思わずにいられなかった。あの感じは完全にホワイトアルバムだった。

って、ジョジョ知らん人が読んでも意味不明になったところで、風呂に入ります。

ドラララァ!