良平通信 <GOOD FLAT COMMUNICATION>

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2002 5月24日(金)

2006-03-26 23:03:48 | papercut art(切り絵)
 チャイナタウンで飯を喰わなければいけなかった。
それは大事なのだった。それは重要なのだった。
眠かったりして気がつくとアヒルに囲まれていた。
いや、実際のところはガチョウか。
 芝は鳥どものクソだらけ。
木かげで休むひとびとのテリトリーに踏み込まないようにして、自分のやどり木をみつけるのだった。
 リスが木の間から顔をだし鼻をヒクヒク俺を見るのだった。
一匹なんと人を恐れずに近づいてくるのだった。
パンをやると、はむはむとそれを無表情にしかし一心不乱にたいらげるのであった。
不覚にもかわいいと思った。
食ったら行くかといったら貴奴はアニマルだから図々しくおかわりをしにきた。
面白いから2度、3度とやったらこのゲッシ類は俺のカバンをあさろうとするではないか。
あさましい奴だ。パンのかけらをぎゅうとかためてリスにぶつけた。
おどろく、けれども戻ってくる。木片をぶつけて追いはらった。
 動物はどちらかといったら嫌いだ。かわいいと思うことはあるけれど、それだけだ。
意志の疎通が出来ないから嫌だ。アニマルどもが。
 君は自分が人間だということをどう思う。俺はよく嫌になる。
かといって人間以下にもなりたいともおもわない。まんがも映画も観られない。
俺の人生は好奇心がカギなのだ。アヒルにも、ガチョウにも、リスにも、象にもなりたくない。
ライオン、シマウマ冗談じゃない。ハ虫類も両生類も類人猿もだめ。虫も魚もペケ。
俺はヒトだ。