憔悴報告

All about 映画関係、妄想関係、日々の出来事。

ホラーもそれぞれ

2006年09月26日 | 今後の映画
『LOFT』はアンチ・ジャパニーズ・ホラーであった。
そして、昨日DVDで観返したばかりの『輪廻』は、ミステリーの体裁をとったド真ん中のジャパニーズ・ホラーであった。
で、これである。

中田秀夫最新作『怪談』製作会見

多分来年公開。
恐らくというか、調べていないがこれって「Jホラーシアター」の第5弾に当たるんでしょうね。
無論、「麻生久美子+時代劇」というだけでおれ的必見作
あと、なにげに井上真央ちゃんも。
井上真央って、ピチピチだったころの池脇千鶴に似てませんか?というのはマニアックなハナシでした。

まあつまり、もう流行ってなくたって、一部の人しか注目してなくたって、それでもやっぱりジャパニーズ・ホラーはアリなのであり、その辺のどうでもよさげな佳作よりも遥かに重要なわけである。
でもこの『怪談』もどうやら悲恋ものみたいだから、きっちり怖い映画ではないんだろうけど。
でも、中田秀夫は本来そういうのを指向している人だし、別にこの人はホラーの人ではないわけで、そういう意味ではかなり期待してたりします。

話が戻るが、『輪廻』はやはり傑作だと思う。
しかしこの傑作ぶりは、決して「丁寧さ・繊細さ」から生み出されたものではない。
清水崇という作家は、驚くほどガサツなのだ。
が、ガサツが故にあっさり妥協し、予期していなかったディティールの充実を呼び込んでしまう。
それが彼の才能であり、またそれは彼の作品が放つ独特の恐怖に好作用もし、品格の欠落も伴ってしまったりする。
しかし、『輪廻』はオリジナルの『呪怨』とややイレギュラーな秀作『稀人』を(面倒なので)除いてしまえば、間違いなく彼のベストだ。
そしてやはり、輪廻の優香はとてもいい。

業務報告
●『輪廻』のあの「まわるまわる~まわるぅぅ~」という主題歌は、この映画の荒さ・際どさととても相性がよく、おれはこの組み合わせは正解だと思っている。
なにげにこの歌、好きだったりします
●中田秀夫には実はあまり興味がないのだが、やはり『ラストシーン』がむにゃむにゃ・・・

輪廻 プレミアム・エディション


[詳細]

ラストシーン デラックス版


[詳細]


最新の画像もっと見る