福島県から来た希(まれ)。福島で会った時はどたばたしていたこともあり、よく判らなかったのですが、思いのほかの老犬でした。音に反応せず、あちこちぶつかって歩く姿に、あれれ?もしかしてお爺ちゃん?目見えなくて、耳遠い?
走った後などにゲホッゲホッと苦しそうな咳をしたり、尿漏れがあったり、日に何度もお尻を舐めたり…
血液検査の結果、フィラリアは陰性だったので、咳の原因は別らしい、ということで検査したら僧帽弁狭窄症(心臓の病気)。尿漏れは膀胱出口辺りに腫瘤のようなものがあり、そのせいらしい。お尻を舐めるのは、かなり大きな肛門周囲腺腫がいくつかできている…。等など、病気の巣窟のような状態でした。僧帽弁狭窄症は、血液の流れを良くする薬を生涯服用すること、膀胱の腫瘤は悪性だったら命が短いこと、肛門周囲腺腫は手術が必要だということでした。
お尻が痒いのか、痛いのか、よくわからないのですが、始終肛門を舐めようとして苦しい姿勢を続けます。老齢で身体が硬く、なかなかお尻に口が届かなくて、もがく姿はとてもかわいそうでした。また、その後は息が上がって、心臓に負担がかかるのか咳が出てしまいます。
希(まれ)は去勢もしていなかったので、肛門周囲腺腫になりやすいのだそうです。前立腺癌や精巣癌にも罹りやすく、肛門周囲腺腫の再発も考えられるということで、去勢と合わせて手術をすることになりました。ただ、高齢で心疾患もあるので、心臓の負担が少なくなるように涼しくなってからと、おおにし動物病院の大西先生に言われました。
さて、10月20日、手術日。高齢で心疾患のある希(まれ)ですから、健康な子より手術はハイリスクになります。祈りながら手術を大西先生にお願いしました。
ドキドキハラハラ待つこと一時間半。手術は無事終了!意識もちゃんと回復しました。ホッ・・・ 大西先生ありがとう!
一晩病院にお世話になり、無事帰宅です。
おかえり~
良かった良かった
心配したよ
だね~
希、がんばったね。
お帰り!希。
■被災犬情報(我が家でお預かりしています)。
【仮称】希(まれ)
【保護場所】福島県双葉郡川内村内
【保護日】4月10日
【被害・経緯】原発による避難により放浪
【装飾品】首輪:青い布製、
裏地はビニールレザーで黒。
【犬種・毛色・体系】雑種:薄茶・長毛で中型
【性別・年齢】オス・推定12才前後
【性格】人懐こく元気。
特徴:目は白内障、耳も聞こえにくい
【届出先】相双保健所
【預かり場所】東京都八王子市
【預かり日記】 http://blog.goo.ne.jp/ruthnoahchack
【問い合わせ先】 touhokuwannyan@yahoo.co.jp
★お淑やかな美犬「いこい」を家族に迎えたいと思われる方は
ちばわん いぬ親さん募集ページ
【愛称】 いこい
【犬種】 柴系MIX
【性別】 メス(不妊手術済)
【年齢】 5~6歳
【毛色】 茶色
【体重】 12.9kg(ほぼ適正)
【状態】 8種混合ワクチン済・駆虫済・ノミダニ駆除済・フィラリア(+)
【人馴】 問題なし。
【保護場所】 東京都八王子市
先住犬だった子も前足に大きな腫瘍ができました。でも、歩行に問題がないこと、年齢が16歳ということもあって手術は見送ったことがありました。
先生曰く「麻酔から覚めるか・・それが心配。負担も大きんですよ」とのこと。
悪いところは治せるものなら治してあげたいけど、麻酔から覚めるか心配・・なんて言われた時は本当に固まってしまいました。
幸運にも腫瘍は骨?にくっついていないとかで大事には至りませんでした。
子供同様本当に病気になると心配でたまりませんね。
子供なら「痛いよ」って言えるけど、、
そうだ!
麦ちゃんと来週旅行に出掛けてきます。
私自身ワンコとの宿泊旅行は初めてなのでウキウキワクワクです。
あたしにとっても初めてのドックランにも行こうと思っています。
来月で麦ちゃんがきて1年になります。
我が家に来てくれた日を誕生日として、少し早い誕生日旅行です。ウフフ・・
報告を楽しみに待っていてください。
麦ちゃんの元気な姿をたくさん写真に写してきます
高齢犬はちょっとした事にも
慎重になってしまうけど
手術が成功してほんまに良かった(笑)
術後の稀ちゃんいこいちゃんに
負けないくらいの良い笑顔です
父様、大切に育てて下さってありがとう
希もそのまま目が覚めないかも知れません、と言われました。リスクはかなり高かったようですが、毎日の病気の負担を考えると迷いましたが、手術の決断をしました。
元気な笑顔で帰ってきて本当に良かったです。
麦との旅行、いいですね~。去年の旅行の時、麦が、宿でマーキングをするのではないかとものすごく心配しましたが、大丈夫でした。一応おしっこシートをたくさん持って行きましたが、使わずに済みました。暑い時だったので麦がバテて心臓に負担がかかったのが大失敗でしたが、この時期だったら楽しめること請け合いですね!。
ご報告楽しみにしています!
かわいいじっちゃんにもしものことがあったら・・・
飼い主さんにお詫びの言葉もないし・・・
すごく心配でしたけど、リスク覚悟で手術してもらいました。名医のお陰で手術は無事終了しました。
少しでも楽に、少しでも元気に楽しく過ごしてもらいたい、本当にそう思います。
忙しいので仰るほど大切には出来ませんが(汗)出来る限りのことはしてあげたいと思っています。