最近走りながら2軸走法について考えることがよくある。
というのも、右前足部(「みぎまえあし」ではなく「みぎぜんそくぶ」です。念のため)内側に体重が乗ると--たぶん腱鞘炎なのだと思うけど--痛みが強くなることが三週間ばかり続いており、痛みを軽減すべく、フラットに着地しようとするために、自動的に2軸走法に(近い感じに)なる。
2軸走法とは、高野進コーチのもと世界選手権200mで銅メダルを手にした末續慎吾の代名詞でもある。詳しくはしらないけれど、そう言うからには短距離でも世界の主流は「1軸走法」なのだろうと推察できる。
長距離でもたいていの専門家は「1軸で走るほうがいい」という。つまり両足が一本の線の上を走るように足を置いて行く。トレイルランでも同じ話を聞く。
長距離のコーチング本を5,6冊は読んだし、ランナーズなどの雑誌もずいぶん読んだけど、マラソンで2軸走法を勧めている解説は読んだ記憶がない。
ところが、今年(2014年)、自分も参戦した北海道マラソンで女子の優勝をかっさらっていった野尻あずさ選手を見ながら「これって2軸走法だよな」とハッとしたのだった。
ノルディックスキーの選手だった彼女は体幹の強さと脚腰のばねの強さを生かして、普通のマラソンランナーとは全く異なる力強い走り方をする。まるで2本のスキーの板の上を踏むように2軸で走っていく。
自分の最近の走り方を思い返して感じるのは、2軸走法だと安定感は増すということがまず1つ。それから軽く前傾するイメージだと、肩や振った腕の方向が脚と脚の間のライン上に集約されていくような感覚が少しあって、これはこれで理にかなっているような気になった。
辻が初V、女子は野尻 夏締めくくる北海道マラソン(2014/08/31)北海道新聞
というのも、右前足部(「みぎまえあし」ではなく「みぎぜんそくぶ」です。念のため)内側に体重が乗ると--たぶん腱鞘炎なのだと思うけど--痛みが強くなることが三週間ばかり続いており、痛みを軽減すべく、フラットに着地しようとするために、自動的に2軸走法に(近い感じに)なる。
2軸走法とは、高野進コーチのもと世界選手権200mで銅メダルを手にした末續慎吾の代名詞でもある。詳しくはしらないけれど、そう言うからには短距離でも世界の主流は「1軸走法」なのだろうと推察できる。
長距離でもたいていの専門家は「1軸で走るほうがいい」という。つまり両足が一本の線の上を走るように足を置いて行く。トレイルランでも同じ話を聞く。
長距離のコーチング本を5,6冊は読んだし、ランナーズなどの雑誌もずいぶん読んだけど、マラソンで2軸走法を勧めている解説は読んだ記憶がない。
ところが、今年(2014年)、自分も参戦した北海道マラソンで女子の優勝をかっさらっていった野尻あずさ選手を見ながら「これって2軸走法だよな」とハッとしたのだった。
ノルディックスキーの選手だった彼女は体幹の強さと脚腰のばねの強さを生かして、普通のマラソンランナーとは全く異なる力強い走り方をする。まるで2本のスキーの板の上を踏むように2軸で走っていく。
自分の最近の走り方を思い返して感じるのは、2軸走法だと安定感は増すということがまず1つ。それから軽く前傾するイメージだと、肩や振った腕の方向が脚と脚の間のライン上に集約されていくような感覚が少しあって、これはこれで理にかなっているような気になった。
辻が初V、女子は野尻 夏締めくくる北海道マラソン(2014/08/31)北海道新聞