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夢夢散歩♪

るみです。
自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

上方歌舞伎会

2006年08月19日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
今日明日と国立文楽劇場で第16回上方歌舞伎会が行われています。本日、昼の部へ行ってきました。
昨年初めて行ったのですが、若々しい歌舞伎が素晴らしく、「来年も必ず見に行こう」と決めていました。

会場に入るとたくさんのお客様。補助席まで出ていました。
昼の部ではあまり使われていませんでしたが、夜の部は補助席もいっぱいになるのでしょうか?大盛況です

以下、演目と感想です。

春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)
鴈秀さん、當吉郎さん、りき彌さん、3人の緊張感がすごく伝わってきました。
りき彌さん、本当に爽やかで若々しく、綺麗でした

 双蝶々曲輪日記
角力場(すもうば)
濡髪長五郎(千藏さん)と放駒長吉(千次郎さん)って、こんなに大きさが違ったのでしょうか?
これだけ大きさが違うと、長五郎は関取の堂々とした感じが、長吉はチョコチョコとした滑稽さが際立ちました。
山崎屋与五郎役の鴈さん、一番苦手としている役とおっしゃっていますが、なんのなんの、濡髪にべた惚れしているのが、よく表れていました。
今回注目は茶屋亭主の鴈大さん。
にこにこ顔で、ひょこひょこと、この舞台でホッとさせてくれる方でした。

 妹背山婦女庭訓 道行
願絲縁苧環(ねがいのいとえにしのおだまき)
橘姫役の竹朗さん。昨年の伊勢音頭でのお鹿ちゃんがあまりに印象的だったので、今回の配役を見た時「橘姫??」と思ったのですが、すごく上品でおっとりした可愛らしさが出ていました。
純弥さんのお三輪。花道から出てきた時の表情から、もう求女さん一筋という一途さが表れていました。
純弥さんは、こういうひたむきなお役がピッタリですね。

 恋飛脚大和往来
封印切(ふういんきり)
八右衛門って、どうしてこうもいやらしいのでしょう。
この役をする人は、憎たらしく見えてしょうがありません
封印切りで印象に残ったのは、おえん役の竹雪さんです。
すごく落ち着いていて、女将さんにピッタリ。
若いのに、こんな良い味が出せるなんて、お師匠 竹三郎さんのご指導のおかげでしょうか?


今日は竹三郎さんと薪車さんをお見かけしました。
竹三郎さんは、いつも通り優しい笑顔をふりまいていらっしゃいました。
薪車さんはスーツをビシッと着こなして、かっこよかったです

若手の歌舞伎会は、普段演じる事のない大役をされるので、こちらも楽しみですし、役者さん達の緊張感がビシビシ伝わってくるのも楽しいです。
若い役者さん達の成長を見るのも、すごく楽しみです。

しかし、国立文楽劇場は寒かったです…
寒くて寒くて、凍えました。
ちょうど冷房の風が来る所だったようで、体に冷気があたりっぱなし。
終わる頃には体が冷え切ってしまい、外に出ると蒸し暑く、体調が悪くなってしまいました
劇場へ行く時は、やはり冷房対策は必要です。


コメント (7)
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