僕にもクリスマスが・・・

ようやく僕にもクリスマスがやってきたような気分。

もしも毎日がクリスマスだったら・・・。

春陽座公演<暗闇の源太> @鈴成座 20140907

2014-09-08 23:44:11 | 残しておきたいもの

本日の舞踊ショーより(二代目心座長と三代目かずま座長)

<演目>

 暗闇の源太

ひょんなことから人を殺めてしまい、島送りになった源太(かずま座長)は

もう少しで刑期がおわるにもかかわらず、島抜けをしてしまう。

苦労して抜け出したにもかかわらず、役人(心座長)に見つかってしまい、

役人にどうして掟破りをしたのか?と問われる。

何故なら、女房が毎日夢枕に立つ。

もしや、女房の身に何かあったのではと居てもたってもいられなくった、

一目、女房子供に会いたい、会うことができたなら、すぐさま戻ってくると。

それを聞いた役人は、「自分も子を持つ身、気持ちがわかる。

必ず戻ると言うのなら、しばしの猶予をやろう。手持ちがないのはいけない、

子供に土産の一つも買ってやれ」と懐からお金を渡す。

必ず戻ることを約束して女房、子供の元へ急ぐ源太。


場面は変わり、姉夫婦(かなさん、まことさん)の家。

自分の家に行ったが、誰もいないので姉に様子を聞こうと訪ねる源太。

姉の言うことには、源太が島送りになった直後に嫁は無事男の子、金太を出産したが、

すぐに死んでしまった。その後すぐ金太も同様に死んでしまったと。

それを聞き落ち込む源太、役人からもらったお金は女房、子供のお供えにしてくれと、

姉の家を後にしようとしたが、金太(こうまくん)が帰宅。

すぐに源太は自分の子を姉が育ててくれていることに気付く。

親子の名乗りがしたいという源太に、姉が諭す。

やめたほうがいい、金坊が可哀想だと。

思い直して、去っていく源太。

それを奥で聞いていた義兄。なぜ、二人を会わせてせてやらないのか?

今生の別れになるやもしれぬのに。(島抜けは死罪)自分に気を遣うのはやめてほしいと。

夫の優しい言葉に姉の気持ちは変わる。金太におじさんを追いかけさせる。

雪になりそうだから、番傘と寒さをしのぐお酒とお椀を懐に持たせて。

おじちゃんの顔をよく覚えておくことと、お酒のお酌をしてあげるんだよといいつけて。


約束通りに役人のところに帰ってきた源太。

そこへ、暫くして金太も到着。

優しい役人は、暫し別れの猶予をくれる。

そこで、源太は金太にお酌をしてもらいながら、山鳥とほととぎすの話をする。

山鳥は貧しい暮らしだが家族がいつも一緒にくらす。ほととぎすはそんな暮らしが嫌だった

都会に出て餌をとろうとしてつかまり、かごの中に閉じ込められてしまった。

金坊も大きくなって家族を持つようになっても、決してほととぎすのようになってはいけないよ。

大きくうなずく金太。「お父さんお母さんが心配するからもうお帰り」と源太。

「おじちゃんまた来てね、また絶対一緒に遊んでね」と金太。

帰ろうとして、少し歩いたところで転び泣く金太。助け起こすのも愛、一人で立ち上がるのを見守るのも親の愛。

金太は一人で立ち上がり、何度も何度も振り返り、手を振りながら帰って行った。

あまりに名残惜しくて、金太を追いかけようとする源太を役人が必死で止める。


というお話だったとおもう。最後は号泣してしまったので、記憶が定かではない。












コメント
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